初めてというべき本格的な「大西巨人」論
書誌情報
- 定価
- 1,100 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ
- シリーズ
- 流動する人文学
- 刊行日
- 2010年01月30日
- 判型/ページ数
- 新書(B40) 並製 224ページ
- ISBN
- 978-4-903500-24-9
- Cコード
- C0090
- 装幀・装画
- 清岡秀哉/装幀
内容紹介
戦後文学の金字塔『神聖喜劇』。あまりの長さ、そして和漢洋の古典からの膨大な引用、さらに時系列が複雑に絡む作品は、それゆえに読者をとりこにしてきた。本書は、作家の全貌を論じた、初めてというべき本格的な「大西巨人」論。
「遅筆」や「秘密」という思いがけないキーワードからその創作に迫り、半世紀を超える執筆活動の源泉と作家の原風景に迫る。巻末には、著者による大西巨人本人へのインタビューを収録。