書誌情報
- 定価
- 1,100 円(税込)
- シリーズ
- 大澤真幸ThinkingO
- 刊行日
- 2010年06月10日
- 判型/ページ数
- A5判 並製 148ページ
- ISBN
- 978-4-903500-31-7
- Cコード
- C0036
- 装幀・装画
- 清岡秀哉/装幀
内容紹介
2009年5月の制度導入から1年を経た裁判員制度とは何なのか、そして赦しえない罪に対して、ひとはどう対するべきなのか。司法制度改革を推進した弁護士・四宮啓氏、松本サリン事件で冤罪被害までも被った河野義行氏を対談ゲストに迎え、あらためて裁判員制度とはどのような制度なのかを問い、罪を赦すとはどういうことなのか対話を交わす。
〈神の根底的な不在を受け入れるしかない時代〉を生きるわれわれが導入した裁判員制度、それは〈政治の全般的な民主化の根幹、一種の民主主義革命の一環なのである〉。そのことの意味、ひとがひとを裁くとはどういうことなのか、根源的な問いにまで思考の垂心を下ろします。