階段を駆け上がる

夏の時間の流れと、男女の再会を描く極上の7編

書誌情報

定価
2,420 円(税込)
電子書籍価格
1,650 円(税込)
ジャンル
刊行日
2010年07月30日
判型/ページ数
四六判 上製 236ページ
ISBN
978-4-903500-35-5
Cコード
C0093
装幀・装画
片岡義男/装幀

内容紹介

現実から一歩だけ遠のくと、 そこには物語の時間がはかなく美しく流れる。 ほんの一歩、それが小説。 主人公たちはあらゆる人生を越えている。

片岡義男、2年ぶりとなる待望の短編小説集。 夏の時間の流れと、男女の再会を描く極上の7編。 「階段を駆け上がっていった」を除く6編は書き下ろしです。

目次

階段を駆け上がっていった
夏の終りとハイボール
いまそこにいる彼女
美少女のそれから
雨降りのミロンガ
積乱雲の直径
割れて砕けて裂けて散る
あとがき

『階段を駆け上がる』に関する情報

著者プロフィール

片岡義男 (カタオカ・ヨシオ)

1939年東京生まれ。小説家、翻訳家、写真家、エッセイスト、評論家。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始める。74年「白い波の荒野へ」で小説家としてデビュー。翌年発表した「スローなブギにしてくれ」で野性時代新人賞受賞。近著に『いつも来る女の人』『彼らを書く』『窓の外を見てください』『片岡義男COMIC SHOW』(共著)など。

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