やっぱりふしぎなキリスト教

やっぱりふしぎなキリスト教

大澤真幸ThinkingO11

社会学者・大澤真幸が、対談と論文で現代社会を考えるTHINKING「O[オー]」第11号!

書誌情報

定価
1,430 円(税込)
ジャンル
シリーズ
刊行日
2012年12月10日
判型/ページ数
四六判 並製 160ページ
ISBN
978-4-903500-52-2
Cコード
C0036
装幀・装画
松田行正/装幀

内容紹介

キリスト教がわかって、初めて近代もグローバリズムもわかる。『ふしぎなキリスト教』の続編とも言うべき、橋爪大三郎氏、大澤真幸氏の対談のほか、大貫隆氏と高橋源一郎氏をまじえた徹底討論を掲載。大澤真幸THINKING「O」シリーズ、装丁一新!

 



【対談、シンポジウムより】
・社会契約論にあるキリスト教の論理
・資本主義の発生にキリスト教は欠かせないのか
・『ふしぎなキリスト教』への指摘
・「信じる」とはどういうことか
・贖罪論を整理する
・戦争責任についても参考になるキリスト教
・マルクス主義とキリスト教はそっくり
・一神教のメリットとデメリット
・「私は思う」の想像力
・なぜ、近代になってキリスト教の影響力が強まったか
・歴史学にもあるキリスト教の影響
・阿弥陀仏とGodの違い
・『精神現象学』はヨハネ福音書そのもの
・キリスト教徒は戦争がうまい
・なぜ、キリスト教はグローバル化したか
・中国はキリスト教文明にとって代わるか

目次

[対談]
 近代社会のなかのふしぎなキリスト教  橋爪大三郎+大澤真幸
[シンポジウム]
大貫隆+高橋源一郎+橋爪大三郎+大澤真幸
一神教とは何か [やっぱりふしぎなキリスト教1]
グローバリゼーションのなかで [やっぱりふしぎなキリスト教2]
[論文] 「世界史」から〈世界史〉へ  大澤真幸
[連載] 〈論文の技法〉第3回 テーマの設定1 人生の主題と学問の課題  大澤真幸

『やっぱりふしぎなキリスト教』に関する情報

著者プロフィール

大澤真幸

大澤真幸 (オオサワ・マサチ)

1958年生まれ。社会学。個人思想誌「THINKING「O」」主宰。『ナショナリズムの由来』で毎日出版文化賞を受賞。『自由という牢獄』で河合隼雄学芸賞を受賞。ほかの著書に世界史の謎を読み解いた『〈世界史〉の哲学』「古代篇」「中世篇」「東洋篇」「イスラーム篇」「近世篇」「近代篇1」「近代篇2」のほか、『不可能性の時代』『〈自由〉の条件』『生権力の思想』『可能なる革命』『三島由紀夫 ふたつの謎』『社会学史』『経済の起源』『この世界の問い方』など。共著に『おどろきのウクライナ』『ふしぎなキリスト教』『二千年紀の社会と思想』『ゆかいな仏教』『憲法の条件』『げんきな日本論』など。

橋爪大三郎 (ハシヅメ・ダイサブロウ)

社会学者、大学院大学至善館教授、東京工業大学名誉教授、元東京工業大学世界文明センター副センター長

大貫隆 (オオヌキ・タカシ)

宗教学者、聖書学者、東京大学名誉教授

高橋源一郎 (タカハシ・ゲンイチロウ)

小説家、文学者、文芸評論家、明治学院大学名誉教授

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