時制論 Agend’Ars4

地水火風、四大元素によって織りなされるこの地上世界を感じながら、旅し、移動し続けるということ──

書誌情報

定価
1,760 円(税込)
ジャンル
刊行日
2013年09月21日
判型/ページ数
B6判 並製 100ページ
ISBN
978-4-903500-93-5
Cコード
C0092
装幀・装画
戸田ツトム・山下響子/装幀

内容紹介

読売文学賞受賞作家・管啓次郎による、現在を、過去を、森を、海岸を、光を、風を、人間を、圧倒的スケールで描く連作詩集! イメージが明滅し交錯する──。「Agend’Ars」シリーズ第4弾。この一冊で、詩人・管啓次郎の誕生を告げる連作16行詩のこころみは完結。

目次

『時制論 Agend’Ars4』に関する情報

著者プロフィール

管啓次郎 (スガ・ケイジロウ)

1958年生まれ。詩人、比較文学研究者。明治大学大学院理工学研究科〈総合芸術系〉教授。1980年代にリオタール『こどもたちに語るポストモダン』、マトゥラーナとバレーラ『知恵の樹』の翻訳を発表。以後、仏・西・英語からの翻訳者として活動すると同時に『コロンブスの犬』(1989)『狼が連れだって走る月』(1994) などにまとめられる批評的紀行文・エッセーを執筆する。本書のもととなった『トロピカル・ゴシップ』(1998)『コヨーテ読書』(2003)『オムニフォン<世界の響き>の詩学』(2005) はポストコロニアル多言語世界文学論の先駆として高く評価されている。2011年、『斜線の旅』にて読売文学賞受賞。2010年の第1詩集『Agend’Ars』以後、8冊の日本語詩集と1冊の英語詩集を刊行。20ヵ国以上の詩祭や大学で招待朗読をおこなってきた。2021年、多和田葉子ら14名による管啓次郎論を集めた論集Wild Lines and Poetic Travelsが出版された。

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