多角的な才能を発揮しつづけている矢萩喜從郎氏の最新エッセイ集
書誌情報
- 定価
- 4,070 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ 芸術・デザイン・写真
- 刊行日
- 2014年02月25日
- 判型/ページ数
- A5判 上製 624ページ
- ISBN
- 978-4-903500-94-2
- Cコード
- C3070
- 装幀・装画
- 矢萩喜從郎/装幀
内容紹介
ロシアアヴァンギャルド、モダニズム建築、現代音楽、さらには東欧や中南米の政治状況論まで、現場体験を混じえ、デザイナーならではの独自の視線をもって思索する。 和辻哲郎『風土』、コーリン・ロウ『透明性』、谷崎潤一郎『陰翳礼讃』の3つの古典を批判的に検討し、開放感と詩情を併せもち今なお影響力をもつポーランド派ポスターの草分けヘンリク・トマシェフスキ、色彩の独特の配置で知られる昭和期を代表するデザイナー早川良雄を論じる。他に武満徹、ジョン・ケージ、槇文彦、鈴木恂、レイモン・サヴィニャック等をとりあげる。 暗転しつつある〈現在〉を、視線でまさぐる!