マリー・ローランサン─時代をうつす眼
アーティゾン美術館
アーティゾン美術館「マリー・ローランサン─時代をうつす眼」、展覧会公式図録。
書誌情報
内容紹介
マリー・ローランサンの画業を多角的に紹介
20世紀前半にキュビスムの画家たちとともに活動し、のちにパステルカラーの独自の画風を得て、フランスを代表する芸術家となったマリー・ローランサン。その生涯を通しての画業を作品約40点とともに振り返る。
巻末には「マリー・ローランサン年譜」、ローランサンにまつわる文献情報を網羅的に集めた「主要参考文献」、「主要展覧会歴」を収録し、資料的価値の高い1冊となっている。
※一般流通はなく、アーティゾン美術館のショップでのみお求めいただけます。
◉展覧会概要
マリー・ローランサン(1883-1956)は、20世紀前半に活躍した女性画家です。キュビスムの画家として紹介されることも多くありますが、「前衛的な芸術運動」や「流派(イズム)」を中心に語る美術史の中にうまく収まらない存在です。ローランサン自身は、自分に影響を与えた存在として、同時代の画家マティス、ドラン、ピカソ、ブラックの名前を挙げていますが、彼らの様式を模倣することなく、パステルカラーの独自の画風を生み出しました。彼女は同時代の状況を見つつ、時代の要請を理解して、自らの方向性を模索しました。
本展では石橋財団コレクションや国内外の美術館から、ローランサンの作品約40点、挿絵本等の資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品約25点、合計約90点を展示します。ローランサンの画業を複数のテーマから紹介し、関連する他の画家たちの作品と比較しつつ、彼女の作品の魅力をご紹介します。
◉開催情報
会期/2023年12月9日[土] - 2024年3月3日[日]
会期中無休
開館時間/10:00-18:00(2月23日を除く金曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで詳細はこちら