『図書新聞』（2024年6月8日号）文化人類学者・中尾世治さんによる酒井朋子、奥田太郎、中村沙絵、福永真弓ほか著『汚穢のリズム きたなさ・おぞましさの生活考』の書評が掲載されました。以下、一部抜粋です。

本書はタイトルにある通り、汚穢をテーマとした学術調のエッセイ集である。汚いとされるものとは、どのようなものであるのか。本書は、このことを理解するための基本的な枠組みを提示しつつ、基本的な枠組みでは捉えきれない諸点に触れようとしている。その意味で、汚いものについて考えようとする者にとって啓発的であると同時に、学術的に論じようとする者にとって示唆的である。

素敵な書評をありがとうございました。