『揺振摺 VIVRE 生きる 1995-2015』門前喜康
冬の雲仮説の窓にチマチョゴリ
あしたへの虹をふたりの色で描く
ア・カペラで生きていくぞと空仰ぐ
あしたへの虹をふたりの色で描く
ア・カペラで生きていくぞと空仰ぐ
広がる十七音字の小宇宙 「大震災で始動した心の時計。止まらぬ思いを垣間見た。―作家 玉岡かおる」
門前喜康(もんぜん・きこう)一九五二年神戸市生まれ。一九九五年阪神・淡路大震災を契機に川柳を始める。故 川柳作家・エッセイストの時実新子に師事。元「川柳大学」会員、「現代川柳研究会」会員。