クリスチャン・マークレー トランスレーティング [翻訳する]
東京都現代美術館 大友良英 中川克志 ライアン・ホームバーグ 藪前知子
東京都現代美術館「クリスチャン・マークレー トランスレーティング [翻訳する]」展公式図録 ファン必見、予約必須!
書誌情報
- 定価
- 3,960 円(税込)
- ジャンル
- 芸術・デザイン・写真
- 刊行日
- 2022年04月08日
- 判型/ページ数
- B5判変形 並製 400ページ
- ISBN
- 978-4-86528-056-2
- Cコード
- C0071
- 装幀・装画
- 米山菜津子/装幀
内容紹介
現代美術と音楽を繋ぐ、革新的な活動をつづけてきたアーティスト、クリスチャン・マークレー。日本初の大規模個展開催にあわせて編集された、資料的価値の高い一冊。
クリスチャン・マークレー(1955-)は、70年代末のニューヨークでターンテーブルを使ったパフォーマンスで音の実験を始めて以来、前衛的な音楽シーンの重要人物として活躍してきた。一方で、視覚的な情報としての音や、現代社会において音楽がどのように表象され、物質化され、商品化されているかといったテーマに焦点を当てた活動により、現代美術と音楽を繋ぐ、最も人気があり影響力を持った作家とみなされてきた。レコードやCD、コミック、映画、写真など、幅広いファウンドメディアを再利用しつつ、マークレーはパフォーマンス、コラージュ、インスタレーション、ペインティング、写真、映像などの数多くの領域で作品を生み出している。
東京都現代美術館「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」では、そうした彼の多様で折衷的な実践を辿る。コンセプチュアル・アートやパンク・ミュージックに影響を受けた初期作品から、イメージと音の情報で構成した大規模なインスタレーション、さらには現代社会に蔓延する不安を映し出した最新作まで、その多岐にわたる活動の全貌を紹介する。
◉インスタレーションビュー・パフォーマンス写真を含む図版、160ページ
◉マークレーとの鮮烈な出会いを描いた大友良英のエッセイ、マークレーの本質をあばきだす中川克志による論考など、充実の書き下ろしテキスト
◉過去のインタビュー・論考の初邦訳(デイヴィッド・トゥープ、ダグラス・カーン、刀根康尚ほか)
◉研究者必見の資料:展覧会歴、パフォーマンス歴、参考文献、ディスコグラフィー
◉日本での活動を追ったアーカイブ。当時のパフォーマンス写真、プライベートフォト、フライヤーも掲載