20世紀初頭、近代への夢と犠牲が織りなした特別な季節、イラン立憲革命詩の全体像!
書誌情報
- 定価
- 9,130 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ 詩・短歌・俳句・川柳
- シリーズ
- 流動する人文学
- 刊行日
- 2022年05月30日
- 判型/ページ数
- 四六判 上製 664ページ
- ISBN
- 978-4-86528-081-4
- Cコード
- C0098
- 装幀・装画
- 清岡秀哉/装幀
内容紹介
専制王朝打倒をめざした市民革命が、
やがて外国勢力の干渉により潰えていった立憲革命期、
ペルシア詩史のなかでも特筆すべき一時代が築かれた。
暗殺に倒れるまで革命をうたい、祖国と民衆への愛をうたい、
詩法そのものの刷新をめざした詩人たちの生涯と作品を緻密に分析するペルシア文学研究注目の成果
【〈流動する人文学〉シリーズ/関連年表・立憲革命詩アンソロジー付】
平易な言葉で民衆の代弁者となった、アシュラフ。
自ら演奏し祖国愛をうたったシンガーソングライター、アーレフ。
古典定型詩の最後の巨匠、バハール。
反乱に破れソ連で後半生を送った、ラーフーティー。
暗殺に倒れた革命の申し子、エシュギー。
ペルシア詩1000年の歴史を概観しながら、
それぞれに立憲革命期を生きた5人の詩人の生涯と作品を分析する。
巻末のアンソロジー「立憲革命詩集」には以下の詩人たちの代表作を新たに訳出[アディーボルママーレク・ファラーハーニー/セイエド・アシュラフッディーン・ギーラーニー/イーラジ・ミールザー/アリー・アクバル・デフホダー/アーレフ・ガズヴィーニー/モハンマドタギー・バハール/アボルガーセム・ラーフーティー/ファッロヒー・ヤズディー/ミールザーデ・エシュギー]。
【図書新聞】作家の岡和田晃さんによる『イラン立憲革命期の詩人たち』の書評が掲載されました
【図書新聞】佐々木あや乃さんが『イラン立憲革命期の詩人たち』をご紹介