八十歳の朝から
高嶋進
記憶と現実の交錯する、伝説の小劇場ジァンジァンの劇場主による魂鎮の旅。
書誌情報
- 定価
- 1,870 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ
- 刊行日
- 2015年07月10日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 168ページ
- ISBN
- 978-4-86528-123-1
- Cコード
- C0093
- 装幀・装画
- 鈴木美里/装幀、池嶋ユウキ/装画
内容紹介
意識の矢、時間の矢がいつも過去に向かっている。 時の流れは逆向きにできないというのに──。 記憶と現実の交錯する、伝説の小劇場ジァンジァンの劇場主による魂鎮の旅。〈沖縄ざまみジァンジァンが30年ぶりの復活!〉 著者高嶋進が「現代日本文化に対するルネッサンスともいうべき活動の拠点に」と1986年に開設した野外劇場。その認可のためには、島の村役場に50回以上渡ったといいます。宇崎竜童、矢野顕子ら数々のアーティストが出演したその伝説的な劇場は、ながらく森のなかで眠っていました。 今年6月23日、「慰霊の日」。その沖縄ざまみジァンジァンが、地元有志の1通の手紙をきっかけに復活、ピースコンサートが開かれることになりました。音楽と歓声が、島の空に、眼前に広がる大海原に響きわたり、ふたたび熱気に包まれます。