中国庭園の世界

中国庭園のの歴史と鑑賞法がわかる、貴重な文献資料

書誌情報

定価
8,250 円(税込)
ジャンル
刊行日
2015年10月20日
ISBN
978-4-86528-129-3
Cコード
C0052
装幀・装画
松田行正+杉本聖士/装幀

内容紹介

豫園(上海)、拙政園(蘇州)など観光スポットとしても人気が高く、独特の魅力をもつ中国庭園。その歴史と鑑賞法がわかる3冊セット。昨年中国で刊行された写真集・庭園史年表・代表的造園家の評伝を納めた貴重な文献資料です。

東京大学名誉教授・藤井明先生推薦。 本書に推薦のことばをいただいています。

庭園には、それを造った民族が理想とする自然の姿が凝縮されている。本書は、気鋭の建築家・学者と老大家が「中国庭園の世界」の空間概念を写真・年譜・造園家のモノグラフとして丹念に読み解く3部作である。
藤井明[東京大学名誉教授/建築家、都市形態学・伝統集落研究]

 


 

〈セット内容〉

王昀「中国庭園その美」(写真集、192ページ、蔣露訳)
建築家・北京大学教授による写真集。現在に残る中国庭園の名園を網羅的に収める。庭園鑑賞の視点から撮影された臨場感のある写真は、平面図では伝わらない魅力を伝え、美しい。

寧晶「中国庭園全史」(年表、216ページ、蔣露・張路訳)
古代から清末までの庭園をめぐる事項をことごとく収めた決定版ともいうべき歴史年表。膨大な文献調査を背景にした基本文献として、本国でも出版が高く評価されている。

曹汛「造園家張南垣の仕事」(解説・評伝、192ページ、蔣露・張路訳)
第一人者が描きだす、ある造園家の評伝。中国庭園が黄金時代を迎えた明末に数多くの園を手がけた張南垣の事跡を、文献と実地調査で丹念に追う。最新の発見やはじめて日本語化される情報を多数収めた本書は、中国の庭園文化が絶頂を迎えた時代がわかる案内書とも読むことができる。

〈造本〉 造本デザインはブックデザイナーの松田行正さん。 開きを工夫した製本による横長の小振りな書物が、3冊セットで函に納まります(分売不可)。

目次

王昀「中国庭園その美」(写真集、192ページ、蔣露訳)
建築家・北京大学教授による写真集。現在に残る中国庭園の名園を網羅的に収める。庭園鑑賞の視点から撮影された臨場感のある写真は、平面図では伝わらない魅力を伝え、美しい。
寧晶「中国庭園全史」(年表、216ページ、蔣露・張路訳)
古代から清末までの庭園をめぐる事項をことごとく収めた決定版ともいうべき歴史年表。膨大な文献調査を背景にした基本文献として、本国でも出版が高く評価されている。
曹汛「造園家張南垣の仕事」(解説・評伝、192ページ、蔣露・張路訳)
第一人者が描きだす、ある造園家の評伝。中国庭園が黄金時代を迎えた明末に数多くの園を手がけた張南垣の事跡を、文献と実地調査で丹念に追う。最新の発見やはじめて日本語化される情報を多数収めた本書は、中国の庭園文化が絶頂を迎えた時代がわかる案内書とも読むことができる。

『中国庭園の世界』に関する情報

著者プロフィール

王昀 (wang-yun)

建築家。東京大学でも学び、北京大学で教鞭をとる。北京建築大学建築設計芸術研究センターを創設、責任者を努める。中国国内に建築作品も多くあり、ヴェネツィア建築ビエンナーレをはじめ、国際ビエンナーレへの参加も多い。

寧晶 (ning-jing)

北京服装学院芸術設計学院教授、東京大学で博士学位を取得した。古典庭園と庭園文化、及び中国伝統文化が日本文化に与える影響を研究している。著書に『日本庭院読本』『日本庭園文化』『居住環境解析』などがあるほか、内外の専門誌に論文を多数発表している。

曹汛 (cao-xun)

1936年生まれ、建築史・庭園史。古代建築、庭園研究者として知られ、建築史、庭園史、文物考古を専門とする。とりわけ史源学年代考証で知られ、北京建築工程学院教授、台湾樹徳技術大学特別任用教授、北京大学客員教授を歴任。三百あまりの論文を発表。著書多数。

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