源氏物語 A・ウェイリー版第1巻[全4巻]
紫式部 アーサー・ウェイリー 毬矢まりえ+森山恵姉妹
【重版出来!】2024年9月、NHK Eテレ「100分de名著」にて『源氏物語 A・ウェイリー版』特集放送が大反響!
書誌情報
- 定価
- 3,520 円(税込)
- 電子書籍価格
- 3,520 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ
- 刊行日
- 2017年12月31日
- 判型/ページ数
- 四六判 上製 688ページ
- ISBN
- 978-4-86528-163-7
- Cコード
- C0093
- 重版情報
- 5
- 装幀・装画
- 松田行正+杉本聖士/装幀
内容紹介
光り輝く美貌の皇子シャイニング・プリンス、ゲンジ。 日本の誇る古典のなかの古典、源氏物語が英訳され、ふたたび現代語に訳し戻されたとき、 男も女も夢中にさせる壮大なストーリーのすべてのキャラクターが輝きだした! 胸を焦がす恋の喜び、愛ゆえの嫉妬、策謀渦巻く結婚、運命の無常。
1000年のときを超えて通用する生き生きとした人物描写と、巧みなストーリーテリング。 源氏物語のエッセンスをダイレクトに伝える、こころを揺さぶられる決定版! こんなにも笑えて泣けて、感動する物語だった!
【「桐壺」「末摘花」帖ためしよみ公開中】
このヴィクトリアン・GENJIを読むまで 私は源氏物語を理解していなかった! このまま漫画にしてみたい!(竹宮惠子)
光源氏が「ゲンジ」「シャイニング・プリンス」とカタカナ表記される、ちょっと不思議な世界にようこそ!
ページをめくるたび立ち現れる言葉と文体のなんと新鮮なことか。
古典の素養なんて気にしないでいいから、とにかく読んでみて欲しい…その全てが異色の「源氏物語」体験として、あなたの中に残るだろう。(トミヤマユキコ)
この歴史的な名訳を世に送り出したのは、天才アーサー・ウェイリーでした。大英博物館に勤務しながら独学でマスターした日本語で、彼はこの傑作を手がけました。刊行されるや「黄金時代の日本から来た最高の文学作品」と大絶賛され、本書は一躍ベストセラーに。
紫式部は、中世日本の生んだプルーストと呼ばれ、はてはシェイクスピアまでを引き合いに評されました。
スペイン語やイタリア語版の底本となったばかりではありませんでした。アメリカでも評判となったこの本との出会いが、ドナルド・キーンさんの生涯を決めたといいます。
原文を何度も読んで頭に入れ、一気に訳文を書き下ろす。ウェイリー流のスタイルで、ときには大胆に省略し、ときには解釈にも踏み込んだ訳文。その生き生きとした文章の魅力は、とりわけ会話文に表われます。プリンス・ゲンジの艶やかなキャラクターを立ち上がらせ、プリンセスやレディたちの恋のときめきも、嫉妬の苦しみも描ききる。あまたの読者を源氏物語の世界に惹き込んだ傑作です。
第1巻ではプリンス・ゲンジの誕生(「桐壺」)から、ひととき彼の運命に翳りがさす物語の山場「須磨」「明石」までを収めます(全4巻)。
和歌表記監修:藤井貞和
NHK Eテレ「100分de名著」にて『源氏物語 A・ウェイリー版』特集が放送されます
【毎日新聞】毬矢まりえ+森山恵姉妹訳『A・ウェイリー版 源氏物語』が紹介されました