ゼンパーやヴィオレ=ル=デュク、ラスキンからギーディオンやペヴスナー、ワトキンらにいたる近代との格闘を越え、第一人者にしか描き得ない新しい建築史。平田晃久氏、藤村龍至氏推薦!
書誌情報
- 定価
- 4,400 円(税込)
- ジャンル
- 建築・理工・自然科学
- 刊行日
- 2022年11月30日
- 判型/ページ数
- A5判 上製 636ページ
- ISBN
- 978-4-86528-342-6
- Cコード
- C0052
- 装幀・装画
- 五十嵐哲夫/装幀
内容紹介
歴史とは常に更新してゆくべきものである──。
建築学の原点に立ち返り、古代ギリシア以来の〈部分と全体〉概念の再検討からはじまる、
デジタルアーカイブの時代のための新しい建築史への探求の旅。
アリストテレス、ウィトルウィウス、ラスキンらの建築論を問い直し、
ゼンパーやヴィオレ=ル=デュクが導いた近代的建築史学を疑う。
ザハ・ハディドの新国立競技場問題、原広司の問い、伊東豊雄の作品の意味までを取り上げながら、
建築史学はいま、いかなる未来を描くのか?
刺激的で根源的な問いを大胆に論じ、真に現代的な建築史を希求する畢生の一冊。
古代から現代まで、建築的想像力の定点を駆け巡る──平田晃久
もっと歴史を使え、と創造的な建築論にむけて背中を押してくれる一冊──藤村龍至