巻上公一詩集 濃厚な虹を跨ぐ

巻上公一詩集 濃厚な虹を跨ぐ

結成45周年を迎えるバンド「ヒカシュー」のリーダーでありながら、現代詩人としても高く評価される著者、待望の最新作。

書誌情報

定価
2,970 円(税込)
ジャンル
刊行日
2023年04月26日
判型/ページ数
四六判 上製 216ページ
ISBN
978-4-86528-368-6
Cコード
C0092
装幀・装画
松田行正+杉本聖士/装幀

内容紹介

これは詩集ではない、刺繍です。あなたの心に
チクッと刺さる言葉たちが花柄をかたどったり、
大きなタブローで世界を見せてくれる。
音をあやつる人の陰謀に巻きこまれたくなって
困ります。――小池一子

大岡信賞を受賞した第一詩集『至高の妄想』から3年、前人未到の道をゆく音楽家・巻上公一の詩72篇を収録。
ひとたび本を開けば心身が解き放たれる、愉快と危機に満ちた、ことばの玉手箱。

詩というものは心に羽を授けてくれる。
その飛翔は思想を越えてどこまでも上昇する楽しさがある。
(著者あとがきより)

 

【朝日新聞】『濃厚な虹を跨ぐ』の書評が掲載されました

目次

キリンという名のカフェ
なのかどうか
いい質問ですね
デジタルなフランケン
筆を振れ、彼方くん
透明すぎるよ
マスク
イロハ模様
曖昧な構成
玄関世界
新しい部族
ト・アイスクロン
大航海
カリョービンガ
さての温もり
生きててよかったなあ
挨拶以前
うつろ
静かなシャボテン
祈りのカラー
草雲雀
さえずり
大らかな予感
LA LA WHAT
チンピーシーとランデヴー
東京辺りで幽体離脱
残念なブルース
夢見ているかい?
濃厚な虹を跨ぐ
DADA百年祭
門外不出
なりやまず(ことさらに面妖)
モールメイラ(苦い)
黒いパンの甘さたるや
謎の呪文
こんな人
水に流して
名もないところに前進だ
マグマの隣
あっちの目こっちの目
炎天下
オアシスの夢
ベトベト
キメラ
ドロドロ
雨のミュージアム
丁重なおもてなし
何にもない男
オーロラ
そのつもり
アウトキャスト
アルタネイティブ・サン
何故かバーニング
日向ぽこ
惨めなパペット
石仏
イルカは笑う
不思議をみつめて
目と目のネット
充電野郎
インディアンが訪れる
喉歌の故郷にて
くたびれた靴の軌道
いつしか夏の骨となる
色彩はいにしえ
なるほど
愛せないよ、そんなんじゃ
夢植物
匂い
パイク
スイカの行進
ニョキニョキ生えてきた

『巻上公一詩集 濃厚な虹を跨ぐ』に関する情報

著者プロフィール

巻上公一

巻上公一 (マキガミ・コウイチ)

熱海生れ
詩人、音楽家、ヒカシューのリーダー

『巻上公一詩集 濃厚な虹を跨ぐ』の感想をおくる

住所
〒151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷3丁目55-12
ヴィラパルテノンB1
電話番号
(編集)03-5786-6030
(営業)03-5786-6031
ファックス
(共通)03-5786-6032
メール
info@sayusha.com
©   Sayusha All Rights Reserved.