クソッタレな俺をマシにするための生活革命
済東鉄腸
#千葉ルーに続く、第二作目!
書誌情報
- 定価
- 1,980 円(税込)
- 電子書籍価格
- 1,870 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ
- 刊行日
- 2024年11月29日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 256ページ
- ISBN
- 978-4-86528-428-7
- Cコード
- C0095
- 装幀・装画
- 桜井雄一郎/装丁、キングジョー/装画
内容紹介
脱引きこもり中の引きこもり、男らしさを考え直してたら、人間として生き直すことになった──
リアルの世界の人には肉体がある。当然だろうと思うかもしんないが、ネットに入り浸りそういう感覚が希薄だった俺にはこれが「発見」だった。
初の著書『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』がヒット、エッセイストとして華々しくデビューした済東鉄腸31歳。
インタビューにラジオに引っ張りだこの毎日。他者の中で揉まれ、自身を相対化するにつれて「社会の中で俺って一体、なんなんだ? 男らしさってなんなんだ?」という問いにつきあたる。人生を振り返ってみると、これまで「男らしさ」に悩んだことがなかったのは、そもそも「人間として」自分に自信がなさすぎるからだった…!
人間として、男として。自らの手で選び取った「男」という性をよりマシなものにするため、脱引きこもりを目指して冒険に出る。とはいえそれは地元のショッピングモールと、自宅の往復がほとんど。放棄してきた「生活」の細かな実践、生身の人間との関係構築へと少しずつ歩み出す。そして思いは、最も身近で最も遠かった他者である両親へ──
熱くて小規模な冒険がいま始まる!
TETTYO's First Challenges
- ニッケコルトンプラザで本を勧め合う。
- とりあえず4キロのダンベルを買ってみる。
- 主婦に混ざって、チョコザップに励む。
- 初めての「マスター、いつもの」。
- 盆栽のごとく、チン毛を整える。
- 料理への挑戦は、相分離生物学的卵かけご飯作りから。
- お母さんにバースデーカードを贈る。
- なぜかド緊張! 父、母、俺で晩酌。
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【試し読み】済東鉄腸『クソッタレな俺をマシにするための生活革命』より、「俺が脱引きこもりへと歩み出したというこの異常事態をお伝えするための長い長い前置き」