建築のはじまり
光嶋裕介の旅とスケッチ2007-2024
光嶋裕介:著
世界を旅して目で見て、肌で感じ、手で考えた17年間!
書誌情報
- 定価
- 3,520 円(税込)
- ジャンル
- 建築・理工・自然科学
- 刊行日
- 2025年04月30日
- 判型/ページ数
- 四六判変形 並製 352ページ
- ISBN
- 978-4-86528-465-2
- Cコード
- C0052
- 装幀・装画
- UMA/design farm(原田祐馬、山副佳祐):装幀
内容紹介
17年前、ベルリンでの建築修行時代に、ふと見つけたモレスキンのスケッチブック。
それ以来、あらゆる旅にはその黒いスケッチブックがいつもそばにあった。
サグラダ・ファミリア、ユニテ・ダビタシオン、パンテオン、
キンベル美術館、ファンズワース邸、グッゲンハイム美術館、東大寺南大門……。
熱い想いを胸に訪れ、その場所に立ち、素手で吸収した名建築のリアリティ。
175点のスケッチに、空間と土地を感じ、建築の佇まいをめぐるショートエッセイを添える。
スケッチすることに正解も、間違いもない。 ただ、楽しいから描いているのであって、学び続ける喜びのために、描き続けていることだけは、たしかである。 スケッチ(手)と言葉(頭)の往来(翻訳)を続けていると、自分の世界に対するまなざしがしばしば変容し、 世界に対する認識も少しずつクリアになっていく。 自分の世界の見方が鍛えられると、自分で世界は変えられると思えてくる。 だから、建築のはじまりを巡る旅も、スケッチも、まだまだ終わらない。 また新しい自分に出会うために、あの予兆に満たされた幸せな時間をはじまりに、 今日もモレスキンとペンと木箱の絵の具セットを持って、僕は旅を描く。(「はじめに」より)