デデバグ
なべとびすこ:著
再起動して治るバグ 原因を探さないまま打ったEnter
書誌情報
- 定価
- 1,980 円(税込)
- 電子書籍価格
- 1,870 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ 詩・短歌・俳句・川柳
- 刊行日
- 2025年09月22日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 168ページ
- ISBN
- 978-4-86528-486-7
- Cコード
- C0092
- 重版情報
- 1
- 装幀・装画
- 江戸雪/企画協力 有本怜生/写真 藤田裕美/装幀
内容紹介
間違ったまま、不具合のまま、それでも今日を生きる
なべとびすこ、待望の第一歌集
大声で泣きたかったすべての日のために。 ──雲居ハルカ(ハルカトミユキ)
〈収録短歌より〉
ふるさとと呼ぶには騒がしすぎる町 でもふるさとを他に知らない
剥かなくていいにんじんの皮を剥く誰に見せてる人生だろう
(苦しいと言っちゃいけない苦しいと言っちゃいけない)とても「 」
再起動して治るバグ 原因を探さないまま打ったEnter
咲く前もさくらだったよ背景になって暮らせる才能もある
〈ご精算は食品レジでお願いします〉食品レジでパンジーを買う
Thank you for 動いてくれる JR. 思い出の各所にはハレーション
あなたの猫にあなたのライブを見てほしい 晴れ間にジャンプ傘をひろげて
うたた寝のあとにカーテン開けて見る朝か夕かもわからん光
トンネルを抜けても僕は僕のままさっき見えなかった海が見える
【婦人画報】東直子さんに『デデバグ』をご紹介いただきました
【京都新聞】真中朋久さんに『デデバグ』をご紹介いただきました
【産経新聞】桑原聡さんに『デデバグ』をご紹介いただきました
