〈科学の精神〉の来歴を丁寧にたどる、科学思想史の基本の1冊
書誌情報
- 定価
- 1,781 円(税込)
- 電子書籍価格
- 1,781 円(税込)
- ジャンル
- 建築・理工・自然科学
- シリーズ
- 放送大学叢書
- 刊行日
- 2010年10月10日
- 判型/ページ数
- B6判 並製 232ページ
- ISBN
- 978-4-903500-42-3
- Cコード
- C0340
- 重版情報
- 3
- 装幀・装画
- 松田行正/装幀
内容紹介
ギリシア哲学に起源を持ち、現代、全人類に巨大な影響を及ぼしている〈科学の発想〉とは何か。 お雇い外国人ベルツが述べた「西洋の科学の世界は決して機械ではなく、一つの生命なのである」ということばの真意を歴史にたずね、〈科学の精神〉の来歴を丁寧にたどる、科学思想史の基本の1冊。
本書は、この古代に生まれた自然に対する考え方、意外なほどに筋の通った自然学理論から出発し、キリスト教の影響力の強い中世の大学を経て、近代のコペルニクス、ケプラー、ガリレオ、デカルト、ニュートンといった科学者によって生み出された近代科学の成立の経緯を眺め、さらに近代以降、自然科学が一八世紀から二〇世紀までの間に成長し発展してきた過程を追っていこうとするものである。(「まえがき」より)