西洋近代絵画の見方・学び方
木村三郎
西洋美術史研究へのはじめの一歩
書誌情報
- 定価
- 2,200 円(税込)
- ジャンル
- 芸術・デザイン・写真
- シリーズ
- 放送大学叢書
- 刊行日
- 2011年08月10日
- 判型/ページ数
- B6判 並製 240ページ
- ISBN
- 978-4-903500-63-8
- Cコード
- C0391
- 装幀・装画
- 松田行正/装幀
内容紹介
毎年のように大規模な展覧会が開かれ、ますます本物にふれる機会の増えている西洋絵画。そこに描かれた意味や物語を、本当に読み解けていますか? 西洋近代絵画に描かれたイメージの意味、選択された技法の持つ歴史的背景、さまざまな物語から採用されている主題のニュアンスなど、名画の本質へのアプローチ方法をわかりやすく解説します。レポート作成、論文執筆のための美術史研究ならではの情報整理術も紹介。西洋美術史研究へのはじめの一歩。カラー口絵収録。
創造的でなければ芸術とはいえないという考え方は、21世紀を生きる我々には最もなじみのある思想である。ところがこうした考え方は、美術史の世界をながめるならば、必ずしもいつの時代にも認められていた思想ではない。(「第4章 時代考証から見た絵画」より)