震災であらためて実感させられたもの、それは私たちの「日常生活」が大きな変容にさらされているということだった
書誌情報
- 定価
- 1,760 円(税込)
- 電子書籍価格
- 1,650 円(税込)
- ジャンル
- 政治・経済・社会
- シリーズ
- 放送大学叢書
- 刊行日
- 2013年06月30日
- 判型/ページ数
- B6判 並製 240ページ
- ISBN
- 978-4-903500-92-8
- Cコード
- C0336
- 装幀・装画
- 松田行正+山田和寛/装幀
内容紹介
私たちの毎日の生活には、どのような要素があり、共同体や時代の力はどのように働いてきたのだろうか。また急速な高齢化や長期の不況は、どのような変化をもたらしているのだろうか。「震災」「生涯独身率」「あなた(小坂明子)」「故郷(唱歌)」「ブログ」「ONE PIECE(マンガ)」「村上春樹」など身の回りのさまざまな要素をとりあげ、私たちの日常生活の構造の変化を明らかにし、さらなる「個人化」のすすむ来るべき時代の生活を考える。これからの社会と生活のあり方を考えるための1冊。
いま私たちは個人化の第二波の渦中にいる。それは個人化の第一波のピークを過ぎた七〇年代後半から徐々に姿を現し、九〇年代半ばから一挙に加速してきた新しいタイプの個人化である。(第四章「個人化」より)