ハルモニはどこへ眠る　私たち女三代の民族誌

ハルモニ（祖母）は、なぜ自分と娘たちを捨てた祖父と同じ墓に入りたいと言うのだろう？儒教の思想が根強い韓国で、女性たちはどのように生きて死ぬのか。祖母、母、著者自身の人生を追いながら、家父長制や儒教的葬儀の変わらなさを問い直す、文化人類学者・金セッピョルさんの連載。

金セッピョル（キム・セッピョル）

1983年、韓国・ソウル生まれ、2008年に来日。文化人類学者。現代の人々はいかに死と向き合うかという問いについて、葬儀を手がかりに研究している。著書に『現代日本における自然葬の民族誌』（2019、刀水書房）、地主麻衣子との共編著に『葬いとカメラ』（2021、左右社）などがある。論文や学術書だけでなく、多様な表現方法に興味がある。

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