【読売新聞】川添愛さんによる『トマトソースはまだ煮えている』の書評が掲載されました
言語学者・作家である川添愛さんによる『トマトソースはまだ煮えている』の書評が『読売新聞』(2022年9月6日号)に掲載されました。
とにかく食べ物の話が秀逸だ。映画『グッドフェローズ』の主人公にもなったヘンリー・ヒルは招待された席で出てきたスパゲッティが気に入らず、自ら厨房に入ってトマトソース(彼らの正式な呼び方は「トマトグレービー」)から作り直したという。
(中略)こんな話を読んでいると口がトマトソース(いや、グレービー)の味を求め始まる。私はとりあえずトマトジュースを飲んでその場を凌いだ。
(中略)ギャングの文化がいかにアメリカ文化に影響を及ぼしているかわかるし、今後ギャング映画を見るときにいっそう楽しめそうだ。
素敵な書評ありがとうございました。