【労働新聞社】三宅香帆さんによる『この夜を越えて』の書評が掲載されました
書評家の三宅香帆さんによる『この夜を越えて』の書評が労働新聞社ホームページ「本棚を探索」コーナーに掲載されました。
以下、一部抜粋です。
主人公をはじめとした当時のドイツに住んでいた登場人物たちの複雑な描写は、恐らく作者の見た現実そのものだったはずだ。作者はナチ政権下の1937年、亡命先のオランダで本書を出版している。100年近く経った今、ザナたちの息遣いが日本でよみがえることを心から喜びたい。何の権力も持っていない少女たちが、それでも自分の信じるものを手放さないためにとった行動を、私たちは知る必要がある。
素敵な書評ありがとうございました。