【現代詩手帖】松永美穂さんによる『ドナウ、小さな水の旅』の書評が掲載されました
『現代詩手帖』(2023年7月号)にて、文学研究者・松永美穂による山崎佳代子『ドナウ、小さな水の旅 ベオグラード発』の書評が掲載されました。以下、一部抜粋です。
沈黙する建造物に代わって、記憶を語り継いでいくのはもちろん人間だ。本書には著者が知人・友人・ガイド・道であった人などから聞き取った話はぎっしり詰まっている。歴史の教科書であれば編年体でまとめてしまいそうなところだが、肉声によって、そのときどきの思いとともに、しんみりと語られる。その語りを受けとめ共鳴する、聞き上手・語り上手の著者のおかげで、読者は数々の証言を追体験できる。
素敵な書評をありがとうございました。