【朝日新聞】福田宏樹さんによる『海への巡礼』の書評が掲載されました
『朝日新聞』(2023年10月7日号)書評面にて朝日新聞文化くらし報道部記者・福田宏樹さんによる岡本勝人『海への巡礼』の書評が掲載されました。以下、一部抜粋です。
ようやく涼しい風が吹き始めた。岡本勝人著『海への巡礼 文学が生まれる場所』は、静かな秋の夜長にゆっくりと操るにふさわしい。詩人で文芸評論家の著者に誘われて世界各地を旅しながら、つれづれにひもとかれる古今東西の書物を知る、あるいは改めて向き合う、そんなぜいたくなひとときが待っている。(中略)遠い異国の水辺でさまざまな思いをはせるばかりではない。柳田國男や折口信夫、吉増剛造らを参照しつつたどる琉球弧、澁澤龍彦と中上健次それぞれが残した自筆地図に見る東アジアへの両作家へのまなざしなど随所でハッとさせられる。
素敵な書評をありがとうございました。