『The Kirisuto Shinbun Kirishin』（2024年4月21日号）の書評コーナーにて、松田行正著『宗教とデザイン』が紹介されました。

建築、美術、出版など、宗教とデザインは切っても切れない関係にある。本書は、「宗教における表現とは何か」をテーマに、グラフィックデザイナーである著者が自らの広範囲におよぶ知識を駆使して縦横無尽に語り尽くす1冊。”デザインの歴史探偵”を自称する著者が、さまざまな切り口から知的探求の旅にいざなう。大きく「世界のデザイン」「布教のデザイン」「祈りのデザイン」に分けて論じていくが、随所でデザイナーならではの視点が光る。キリスト教の歴史とデザイン（形、文字、色、素材）についても独自の見解を元に読み解いていく。デザインという方向から世界・布教・祈りを検討することで。それぞれの宗教の枠を超えた、より広いビジョンを持つことができるかもしれない。

素敵な記事、ありがとうございました。