【日経新聞】奈倉有里さんによる『灰色のミツバチ』の書評が掲載されました
『日本経済新聞』(2024年11月9日号)に、奈倉有里さんによるアンドレイ・クルコフ著『灰色のミツバチ』の書評が掲載されました。以下、抜粋です。
かつて私がこの本を訳したいと思った22年以前、日本では静かな紛争が続くウクライナのグレーゾーンというテーマが「アクチュアルではない」「長すぎる」という理由で出版社がつかなかった。戦争が本格化し、出版社がつくようになった22年以降は、いまでは牧歌的にさえ見えてしまう当時の状況に現実の残酷さが上回って読み返すのがあまりにつらかった。だからこそ苦難を乗り越えて本書が出たことが嬉しい。
素敵な書評をありがとうございました。