【日経新聞】大東和重さんによるピク・シュエン・フォン著、神崎朗子訳『ゴースト・フォレスト』の書評が掲載されました

【日経新聞】大東和重さんによるピク・シュエン・フォン著、神崎朗子訳『ゴースト・フォレスト』の書評が掲載されました

「日本経済新聞」(2025年5月10日付)にて、比較文学社の大東和重さんに、ピク・シュエン・フォン著、神崎朗子訳『ゴースト・フォレスト』をご紹介いただきました。以下、一部抜粋です。

語り手を香港や中国とつなぐのは、親子関係と水墨画である。離れて暮らすのみならず、価値観の壁が父子を隔てた。しかし病床にあって父は娘を、娘は父を、自分なりのやり方で受け入れる。両者のやりとりは、描写を油絵のように塗り重ねるのではなく、水墨画のごとく行間を多くし気韻を生動させるように書かれている。

ご紹介いただきありがとうございました。