【琉球新報ほか】中条省平さんの岡本勝人『海への巡礼』書評が掲載されました
共同通信の配信にて、『琉球新報』(2023年10月15日)書評面ほかに、フランス文学者・中条省平さんによる岡本勝人『海への巡礼 文学が生まれる場所』の書評が掲載されました。以下、一部抜粋です。
「海への巡礼」、美しいタイトルだ。日本と欧米の多種多様な文学を渉猟し、一見異質に見える想像力の営みのなかに、海や川、水のイメージのかけがえのなさを発見し、それが人間の魂のありかというべき深い場所へ通じる道を示してくれる。
「巡礼」というが、宗教くさい生真面目さとは無縁の軽妙さだ。作中で何度もくり返されるように、「モデラート・カンタービレ(普通の速さで歌うように)」が、このエッセー独特の足どりなのだ。
素敵な書評をありがとうございました。