『約束の旅』黒川佳津子
約束の旅を希望として生きる
親ツバメですもの空を切って飛ぶ
二人なのでこんなに寒い交差点
親ツバメですもの空を切って飛ぶ
二人なのでこんなに寒い交差点
深くて広い、ことばの世界へどこまでももぐって行く。いつかまた会えると信じて。
目次
前書 広くて深い
第一章 紙の船
第二章 私の時間
第三章 ふうわりと
解説 新しい靴 芳賀博子
黒川佳津子(くろかわ・かずこ)1951年生まれ、西宮市在住。時実新子に師事。元「川柳大学」会員。神戸新聞文芸欄、2002年度年間最優秀賞受賞。