説教したがる男たち
レベッカ・ソルニット ハーン小路恭子
「マンスプレイニング」を世に広め、#MeTooへと続く大きなうねりを準備するきっかけとなったソルニットの傑作、待望の邦訳!
書誌情報
- 定価
- 2,640 円(税込)
- 電子書籍価格
- 2,640 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ 哲学・思想
- 刊行日
- 2018年09月10日
- 判型/ページ数
- 四六判 上製 208ページ
- ISBN
- 978-4-86528-208-5
- Cコード
- C0036
- 重版情報
- 4
- 装幀・装画
- 松田行正+杉本聖士/装幀
内容紹介
女性は日々、戦争を経験している。
どんなに頑張っても、話すこともできず、自分のいうことを聞いてもらおうとすることさえ、ままならない。
ここはお前たちの居場所ではない。
男たちは根拠のない自信過剰で、そう女性を沈黙に追い込む。 ソルニット自身がその著者とも知らず、「今年出た、とても重要な本を知っているかね」と話しかけた男。
彼にそんな態度を取らせている背景には、男女のあいだの、世界の深い裂け目がある。
性暴力やドメスティック・バイオレンスは蔓延し、それでいて、加害者の圧倒的割合が男性であることには触れられない。
女性たちの口をつぐませ、ときに死に追いやる暴力の構造をあばき出し、
想像力と言葉を武器に、立ち上がる勇気を与える希望の書。 相手が女性と見るや、講釈を垂れたがる男たち。そんなオヤジたちがどこにでもいること自体が、女性たちが強いられている沈黙、世界の圧倒的な不公正そのものだ。今や辞書にも載っている「マンスプレイニング(manとexplainの合成語)」を世に広め、#MeTooへと続く大きなうねりを準備するきっかけのひとつとなったソルニットの傑作、待望の邦訳!
【朝日新聞】『説教したがる男たち』翻訳者・ハーン小路恭子さんへのインタビューが掲載されました。