『週刊朝日』2022年11月4日号の「今週の名奇言」コーナーに、評論家・斎藤美奈子さんによる塙宣之『ぼやいて、聞いて』の書評が掲載されました。

以下、一部抜粋です。

週に5本のラジオ番組を持ち、毎日のように寄席に立つ。その環境で人が熱狂してても冷めていられるのは一種の才能ではなかろうか。そのためか本書には人間関係に関する至言が多い。〈僕は割り勘でいられる関係性が好きです。〉なぜって〈互いに対等な状態で関わり合える〉関係だから。（中略）媚びず、はしゃがず、必要以上に波風立てず。ナイツの漫才の極意をちょっと見た感じ。

素敵な書評をありがとうございました。