【すばる】辻山良雄さんによる『ふたりたち』の書評が掲載されました
『すばる』2023年3月号「読み終わることのない日々」にて、Titleの辻山良雄さんに南阿沙美『ふたりたち』を紹介いただきました。
以下、一部抜粋です。
『ふたりたち』は写真家の南阿沙美さんが「いいなあ、と思うふたり」(その関係は友人同士や、親子、夫婦、人と犬など様々だ)を文と写真で収めた写文集。その「ふたり」の関係と、ふたりの世界では少し異物である南さんの存在が、本にはそのまま写し撮られている。よくそんなことを考えたものだ。
「ふたり」であるには、ただ人間が二人いるだけではだめで、見ているものは違っても、つかず離れず、かすかなしるしのようなものが必要だ。
辻山さん、ありがとうございました。