本は読めないものだから心配するな〔新装版〕|管啓次郎
「管啓次郎は、批評を紀行にしてしまう思想の一匹狼、もしくは詩的なコヨーテだ。 ——堀江敏幸」
「小さな名著と呼ぶにふさわしい。それは、他の誰にも真似できない。 ——若島正」
「管啓次郎は、批評を紀行にしてしまう思想の一匹狼、もしくは詩的なコヨーテだ。 ——堀江敏幸」
「小さな名著と呼ぶにふさわしい。それは、他の誰にも真似できない。 ——若島正」
ビッグバン、大陸移動、農耕文化、光合成、産業革命、社会ストレス……四行詩のリズムで地球上のできごとを味わう画期的な詩集! 456篇の詩と多数のカラーイラストを収録。人間はどこからきて、どこへむかっていくのだろうか? ーそんな疑問とじっくり向き合うことのできる1冊。
シャンソン「枯葉」「バルバラ」、映画「天井桟敷の人びと」。
パリに生きるフランス庶民のエスプリと哀感を、心に残る幾多のことばを紡ぎ出した詩人プレヴェール。
迫りくるファシズムの脅威、ナチスドイツのパリ侵攻、そして冷戦。
シュルレアリスム運動への参加を皮切りに、自由と抵抗をうたい続けて二〇世紀を生き抜いたその生涯を、交錯した幾多の芸術家たちとともにたどる。
刊行され始めた数々の資料をもとにおくる本邦初の評伝。
「枯葉」をはじめとするプレヴェールの詩の数々を、本文中で多数掲載。
永訣の朝、無声慟哭、春と修羅…。宮澤賢治と古川日出男の声/言葉で贈る、震災後の光を探り願うCDブック。小池昌代、管啓次郎のエッセイと解説付。
年なれば外に働く要なきも不安はありて求人欄みる
子と二人映画に行けばいつしか立場変りて券買いくれぬ
二人居に慣れし今宵を老夫は親のつとめの終りしをいう
貧しかりし幼き日持つ二人にて遠き痛みを語るイブの夜
会い会うは句読点に似て明日よりまたそれぞれのひたすらな道
基地の町・立川に起居しながら、つむがれた504首。
よみがえる昭和の記憶。
石川啄木、与謝野晶子、金子光晴、中原中也から、吉本隆明、谷川俊太郎、伊藤比呂美、さらに松任谷由実、宇多田ヒカルまで。東京を描いた56篇の詩のアンソロジー。そして詩人の目を通した東京の変遷を解説する。
宮城の歌人・阿部静枝(1899-1974)が、林うたの名で詠んだ若き日の短歌を集成。巻末には編著者による詳細な年譜、書誌を付す。
金子光晴の気配を追ってジョホール水道を越え、マラッカ、そしてバトパハへ。文字がたわむれているかのようなふしぎなリズム。東南アジアの土けむりの向こう側にある人間の気配ー。野村喜和夫の最新紀行詩集。