ビジュアルデザイン1.
寺門孝之 赤崎正一 戸田ツトム 榮元正博 村田智 神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科 松岡正剛 柏木知子 石橋鯉城 古賀弘幸 藤井由紀+大鶴美仁音+久保井研 鈴木一誌 又野一騎 三宅純+寺門孝之 芳賀直子 國久真有 山本忠宏 山﨑均 杉浦康平+宇野亞喜良 室賀清徳&ニコール・シュミット 町田康
神戸芸術工科大学が発信する新ビジュアルデザイン研究誌、創刊!
書誌情報
- 定価
- 2,530 円(税込)
- ジャンル
- 芸術・デザイン・写真
- 刊行日
- 2020年06月01日
- 判型/ページ数
- B5判 並製 240ページ
- ISBN
- 978-4-86528-254-2
- Cコード
- C0072
- 装幀・装画
- 佐野裕哉/装幀
内容紹介
特集は『D-ZONE』以降の戸田ツトムのエディトリアルデザインを一望する「Tztom Toda Editorial Design 2001-」。ほか、松岡正剛による「鉄斎と山水」、杉浦康平+宇野亞喜良対談など、デザインという観点から多岐に広がるテーマを収録。
絵を描くこと、文字を書すこと、詩歌を成すこと…これらを一つのこととして愉しみ、また、絵・書・詩歌を分けることなく受け取り味わうことのできた東アジア漢字文化圏の教養と生活文化から、僕等が断絶させられて久しい。
「ビジュアル」にしても「デザイン」にしても、こうしてカタカナを並べたところで僕等の何かの記憶に繋がるわけでもない。つるんと、のっぺらぼうな「ビジュアルデザイン」から、自身の血や身体の記憶につらなるなにかをひっぱりだせないものかと、僕の勤める神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科とそのあたりの縁の糸を手繰り寄せて得られた、文字と絵や写真と、肉声のようなものを紙に載せて、束ねようと試みました。頁と頁の間(あわい)から、なにかが始動すると良いのですが。
この誌面の生成の過程でご尽力くださった全ての方々と、いま本誌を手に取ってくださっているあなた様に感謝申し上げます。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥寺門孝之(後記より)