50代で一足遅れてフェミニズムを知った私がひとりで安心して暮らしていくために考えた身近な政治のこと
和田靜香
女ひとり、安心して老後を暮らしていける? 『時給はいつも最低賃金〜』の著者による、パワフルな政治&フェミニズムエッセイ。
書誌情報
- 定価
- 1,980 円(税込)
- 刊行日
- 2023年09月21日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 248ページ
- ISBN
- 978-4-86528-386-0
- Cコード
- C0031
- 装幀・装画
- アルビレオ/装丁、いちろう/イラスト
内容紹介
50代女性、フリーランス、ひとり暮らし。
仕事は? 住まいは? 人生は? この先、なんとかなるんだろうか……?
でも、なんとかならなきゃ困ります。だって、私の老後がかかってんですよっ!
老後を目前に不安にかられた著者は「女性議員ならこの不安を自分ごととして考えてくれるのでは?」と希望を抱き、日本で唯一パリテ(男女同数)議会を20年以上も続けてきた大磯町議会をたずねる。
取材の中で浮かび上がってきたのは、自分自身が下積み時代に受けた悔しい女性蔑視、世代の異なる師匠との考え方の違い、50代になってからフェミニズムを知った苦しさなど、意外にも"個人的なこと"だった──
『時給はいつも最低賃金〜』の著者による、パワフルな政治&フェミニズムエッセイ。
ここ数年、明け方4時ぐらいにときどき目が覚めていたのがより頻繁になった。(中略)深呼吸し、胸をさするけれど、不安がむくむくとふくらんでいく──今日はひとりでなんとか暮らしていても、そのうち色んなことが大儀になり、ふだんの生活そのものが難しくなるのかも?(中略)ああ、どうしよう、どうしよう。なんとかしなきゃ。(「はじめに 老いているのだ、着々と。」より抜粋)