浅生鴨短篇小説集 三万年後に朝食を
浅生鴨
ベテラン作家と編集者の言い争いに登場人物まで乱入してきて……摩訶不思議な五〇の物語
書誌情報
- 定価
- 2,090 円(税込)
- ジャンル
- 文芸・評論・エッセイ
- 刊行日
- 2023年10月31日
- 判型/ページ数
- 四六判 並製 352ページ
- ISBN
- 9784865283877
- Cコード
- C0095
- 装幀・装画
- 名久井直子/装幀、ナミサトリ/装画
内容紹介
「天才的な実験小説じゃないか!」
「ダメです。それじゃ売れません」
(表題作『三万年後に朝食を』)
ベテラン作家と編集者の言い争いに登場人物まで乱入してきて……創作をめぐるメタノベル『三万年後に朝食を』ほか、この世のおかしさが愛おしくなる五〇篇!
物語の結末は、著者にもわからないーー浅生鴨
【好評発売中・浅生鴨短篇小説集シリーズ】
①『すべては一度きり』
初日の出の操作ミスで起きた元旦の奇跡を描く表題作ほか。羽海野チカ先生推薦!
②『たった二分の楽園』
寿命までもが管理される社会で、人生最期の冒険に出た男の運命は。
④『四メートルの過去』
閉店を告げる太陽、左腕に生えたタワーマンション、走馬灯の編集者。奇想に満ちた50篇。
⑤『五グラムの用心棒』(2025年5月30日発売)
五グラムのイナゴが世界を喰い尽くす。地球に取り残された家族の選択ーー。
〜読者さまの声〜
浅生鴨さんはつくづく不思議な方だなと思います。 どうやったらこんな発想がなされるのだろうかと頭の中を覗かせていただきたいくらい。 本当に1人の方が書いたのだろうかと疑いたくなるほど 色んなジャンルの作品がギュッと詰まった小説集でした。(46歳/飲食店勤務)
毎回1行目から物語の世界に引き込まれています。 私の知ってる日常とは少しズレてるのに、 なぜかイメージできてしまう筆力に毎回圧倒されています。(52歳/会社員)
どこかにありそうな日常を絶妙にズラす、 世界のスケールを壮大にズラす。 浅生先生が生み出す日常の中に、 その世界に実際に行ってみたいね。 でも行ったきり帰ってこれなくなりそう。(30歳/公務員)
爽やかな読後感に包まれて、本を閉じることができるのは (あるいは次の短編に臨めるのは)なんと幸せなことだろうと思う。(45歳/主婦)
本文に誤りがございました。訂正して心よりお詫び申し上げます。
※次回以降の重版で修正させていただきます。
〈P.16、下段7行目〉 (誤)丸子 (正)丸古
〈P.26、下段3行目〉 (誤)丸子 (正)丸古
〈P.33、上段12行目〉 (誤)じっとりしたと(正)じっとりとした
〈P.39、下段17行目〉 (誤)丸子 (正)丸古
〈P.346、下段3行目〉 (誤)一番短短く (正)一番短く