桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表
石川美南、小島なお、雪舟えま、笹公人、黒瀬珂瀾、笹井宏之、中澤系、加藤千恵、木下龍也、光森裕樹――。若い才能が次々にデビューし、いま盛り上がっている現代短歌の世界。その穂村弘以降の全貌を描き出す待望のアンソロジー! 歌人・山田航が40名を撰び、作品世界とプロフィールの紹介に、アンソロジーも付して徹底解説!【2刷】
石川美南、小島なお、雪舟えま、笹公人、黒瀬珂瀾、笹井宏之、中澤系、加藤千恵、木下龍也、光森裕樹――。若い才能が次々にデビューし、いま盛り上がっている現代短歌の世界。その穂村弘以降の全貌を描き出す待望のアンソロジー! 歌人・山田航が40名を撰び、作品世界とプロフィールの紹介に、アンソロジーも付して徹底解説!【2刷】
年なれば外に働く要なきも不安はありて求人欄みる
子と二人映画に行けばいつしか立場変りて券買いくれぬ
二人居に慣れし今宵を老夫は親のつとめの終りしをいう
貧しかりし幼き日持つ二人にて遠き痛みを語るイブの夜
会い会うは句読点に似て明日よりまたそれぞれのひたすらな道
基地の町・立川に起居しながら、つむがれた504首。
よみがえる昭和の記憶。
宮城の歌人・阿部静枝(1899-1974)が、林うたの名で詠んだ若き日の短歌を集成。巻末には編著者による詳細な年譜、書誌を付す。