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川柳
『生きようと』島村美津子
平和とは逢いたい人に生きて逢う
薄原とつぜん涙もろくなる
新しく老いんルールに逆らって
『新 ピンチはチャンス』吉田利秋
きっと恋メガネしたまま顔洗う
フクシマの緑の中にある怒り
これからはいいえと言って生きていく
『艶歌 愛しき人よ』中野文擴
この恋の育ての親は雨だろう
わが旅はやがて母なる河に着く
敗戦と言わなかったな 男たち
『約束の旅』黒川佳津子
約束の旅を希望として生きる
親ツバメですもの空を切って飛ぶ
二人なのでこんなに寒い交差点
『硝子のキリン』道家えい子
ちょっとだけ寄り道してる千切れ雲
前編の落丁 それは恋でした
花が咲いたら打ち明けたいと思います
『雫が海となる神話』茉莉亜まり
一閃を掴んで呑めば胸に月
前世を手繰り寄せればまたわたし
一滴の雫が海を産む神話
『北極星』渡辺美輪
表面張力君への思いあふれ出す
斜め四十五度に傾く恋心
好きというただそれだけがあれば春
『揺振摺 VIVRE 生きる 1995-2015』門前喜康
冬の雲仮説の窓にチマチョゴリ
あしたへの虹をふたりの色で描く
ア・カペラで生きていくぞと空仰ぐ
アンドロイドA[かもめ舎川柳新書]|川瀬晶子
震災禍 蟻には蟻の矜持あり
青空を剥がせ しっかり目を瞠け
あの日から無風あなたが何を歌っても
あふれだす未来[かもめ舎川柳新書]|新井恵子
逃げ出さぬように廊下は伸び続け
星を見るとき一本の棒になる
お嬢さんお入ンなさいと春の闇
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