遊環構造デザイン 円い空間が未来をひらく

  • 著者:仙田満
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2500円+税
  • B6並製/360ページ
  • 2021年1月15日 第1刷発行
  • 978-4-86528-287-0 C0052

こどもたちが思わず走り出し、大人が気持ちよく過ごせる空間はこうしてつくられる


わたしたちの未来を担うこどもたち。
彼らが生き生きと成長し、困難を乗り越えられる人になるために、建築にはできることがある。
年齢差をこえてこどもたちがあそびまわる港北幼稚園。カープファン急増のきっかけとなった新広島市民球場。四半世紀にわたって20万人以上の来場者を集め続ける富山県こどもみらい館。新幹線駅や美術館開設につながった地域再開発のはじまりとなった富岩運河環水公園。
幼稚園や学校、博物館や科学館、スタジアム、そして町にまで応用され成果をあげている「遊環構造デザイン」の理論と実践をさまざまな事例とともに語る、環境デザインの第一人者による決定版。【作品紹介多数掲載、12月末搬入】

少女マンガのブサイク女子考

  • 著者:トミヤマユキコ
  • 漫画:笹生那実
    装画:ハギーK
    装幀:いすたえこ+伊藤里織
  • 定価:本体1700円+税
  • 四六判並製/192ページ
  • 2020年10月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-293-1 C0095

ヒロインにはなぜ、ブサイクがいないの?

ライター・少女マンガ研究者の著者による、前人未到の少女マンガ×ルッキズムエッセイ誕生!
少女マンガのヒロインはたいてい美人。ブサイクという設定でも、「全然ブサイクじゃないじゃん!」と突っ込みたくなるかわいい女の子ばかり……。
と思いきや、少女マンガの「ブサイクヒロイン」は、こんなにたくさん存在していた!!
本書では、萩尾望都、山岸凉子、岡崎京子、安野モヨコなどの大御所から若手、知る人ぞ知る伝説的作家まで、全26作品を収録。
各章の終わりには70年代に美内すずえなどの敏腕アシスタントとして活躍した笹生那実による考察マンガ、巻末には能町みね子との特別対談を掲載!

トライアローグ 語らう20世紀アート

  • 企画・監修:横浜美術館、愛知県美術館、富山県美術館
    発売:株式会社左右社
  • デザイン:菊地敦己
  • 定価:本体2500円+税
  • B5判変型上製/328ページ
  • 2020年11月20日 第一刷発行
  • 978-4-86528-006-7 C0071

「トライアローグ 横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」展公式図録
20世紀西洋美術コレクションの名品が集結!
ピカソ、クレー、ミロ、ダリ、マグリット、ポロック、ウォーホル、ボルタンスキー、リヒターなど、70作家123作品をフルカラー収録。全作品解説付き、300ページ超の充実の内容です。

(1)1980年代前後に開館した3つの公立美術館のコレクションを概括し、日本の美術館における西洋美術収集の軌跡をたどるとともに、これまでの西洋美術史観やコレクションのあり方を問い直す。
(2)3館が共通して所蔵するアーティスト9人にフォーカスしたコラムも。
(3)1900年代を「30年区切り」で再考することで、20世紀美術の新たな諸相が浮かび上がってきます。


*展覧会出展作品を全て収録
*一部バイリンガル
*日本における西洋美術コレクションの歴史を振り返る論考、鼎談、リレー書簡
*山口つばさ「ブルーピリオド」番外編収録
*帯は3種(*オンラインショップでは帯のご指定はできかねますのでご容赦ください)



ハンズ 手の精神史

  • 著者:ダリアン・リーダー
    訳者:松本卓也・牧瀬英幹
  • 装幀:佐野裕哉
  • 定価:本体2200円+税
  • 四六判変型上製/240ページ
  • 2020年11月12日 第一刷発行
  • 978-4-86528-295-5

ラカン派気鋭の研究者が描く、手をめぐる文化・精神の歴史

アダム・スミスの「神の見えざる手」からディズニー映画「アナと雪の女王」まで、人間の歴史を「手を使って行うことの変化」として読み直す。文化や歴史、心理学や精神分析の理論を横断しながら、自分自身や他者との関係、現代に潜む病理を、ユーモアを交えつつ鋭く描き出していく。


・ヒトラーや毛沢東の繊細な手仕事
・手から離れていったフロイト、手へと回帰したラカン
・私たちの手を支配するiPhone
・ゾンビが手を前に突き出して歩いているのはなぜか
・手と自立依存症との関係
・エイリアンハンド
・手と口の病的な結びつき
・キングコングの大きな手
・アドベンチャー映画に見られる崖からぶら下がるシーンの意味
・手放すことは掴むことより難しい
・手を暇にさせておくと悪魔が取り憑くという言い伝え

Pastel(通常版・サインなし)

  • 絵・著:坂口恭平
    翻訳:サム・マリッサ
  • 装丁:STUDIO 峯崎ノリテル・正能幸介
    写真:帆刈一哉、坂口恭平
  • 定価:本体3000円+税
  • A4変型判並製/156ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-289-4 C0071

はじめてのパステル画、はじめての風景 ーー画家・坂口恭平、第二章開幕。
個展チケット即完売、各界著名人注目、著者SNSで話題沸騰のパステル画集第一弾がついに刊行。
畑へと向かう道、江津湖、有明海、そして光と影、色彩、温度、空気……世界を徹底的に観察して描き切ったパステル画を厳選して収録。
2020年4月から8月までの風景の記録であり、坂口恭平の変化の記録。

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  僕にはないが、坂口恭平には絵を描く資格がある。
              ーー会田誠(美術家)
  遠くて近いあの日の光 目に映るすべてがあたらしかった。
              ーー川内倫子(写真家)
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評伝フィリップ・ジョンソン 20世紀建築の黒幕

  • 著者:マーク・ラムスター
    訳者:松井健太
    監訳:横手義洋
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
    カバー写真:Roberto Schezen / Esto
  • 定価:本体6300円+税
  • A5判上製/608ページ
  • 2020年10月30日 初版第一刷発行
  • 978-4-86528-294-8

今日の建築の姿を決定づけた知られざる黒幕の生涯を描き出す傑作評伝

MoMAの初代キュレーターに就任、世界的な潮流となった建築展を仕掛けた男。
アメリカのヒトラーにならんとした男。
現代美術と建築の世界で知性とカネの力をふるった男。
建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞をはじめて受賞した男。
ミースへの憧れとコンプレックスに引き裂かれていた男。
ドナルド・トランプと協働しアメリカの都市風景を変えた男。

いまだ見学者の途絶えないモダニズム建築のアイコン〈ガラスの家〉の設計者であるフィリップ・ジョンソン。数えきれない称賛の一方で、非難も多い。いわく、建築をデザインの遊びに貶めた、権力に心酔するファシスト、気まぐれな金持ち仲間のお遊び……。
アメリカで最も憎まれ、最も愛された男の規格外で行方しらずの情熱を描く一冊!

こんこん狐に誘われて 田村隆一さんのこと

  • 著者 橋口幸子
  • 装幀:鈴木成一デザイン室
    写真:松原蒼士
    装画:早川志織
  • 定価:本体1,700円+税
  • 四六判変型上製/144ページ
  • 2020年10月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-003-6 C0093

秋も深まった肌寒い日。田村さんは突然帰ってきた。
その日から戦後最大の詩人が私の大家さんになった――。


パジャマで歩きまわり、こんこん狐に誘われて酒を飲む。
戦後最大の詩人、天才と呼ばれた田村隆一の飾り気のない「もうひとつの素顔」をリリカルな筆致で描き出す。
1980年田村さんと和子さんと過ごした稲村ヶ崎の日々を、当時の写真とともに編み込んだ密やかな傑作エッセイ。

落語の行間 日本語の了見

  • 著者:重金敦之
  • 装画:村上豊
    装丁:神田昇和
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判上製/256ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-297-9

志ん生は“フラ”の天才、演目を研ぎに研いだ八代目・桂文楽は“本寸法”そのものの人だった

「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解く、他に類を見ない語学書が誕生しました!
日本の口承文化・落語。この落語を生業とする名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かします。
落語ファンはもちろん、言語マニアも必読の一冊です。

マル農のひと

  • 文と絵:金井真紀
    取材協力:道法正徳ほか
  • 装幀:矢萩多聞
  • 定価:本体1,700円+税
  • 四六判並製/248ページ
  • 2020年8月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-288-7 C0095

爆笑必至。パワーワード満載で描く、超パンクな「農のひとびと」ノンフィクション!!

瀬戶内海に浮かぶ島の農協で仕事をしながら道法正徳さんがたどり着いた魔法のような農法ができるまで。ギュッと縛って砂利を撒く驚きの農法はどうやって確立されたのか。
2部では農法実践者のはなしを聞く。隠れキリシタン、水俣、原発…変なおっちゃんに連なるやっぱり変な農のひとたちのはなしから、色とりどりの人生が見えてくる。

響映する日本文学史

  • 著者:島内裕子
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • B6版並製/194ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-296-2 C0091

『古今和歌集』から夏目漱石まで、つながりを知れば文学はもっと楽しい!

古典から近代に至るまで、ひとつの文学作品はまた別の作家を産み、作家たちはまた新たな作品を作り続けてきた。
たとえば、『源氏物語』に引用される古歌は在原行平が須磨を訪れたときに詠んだ和歌を踏まえているのは有名な話だが、さらに、謡曲を愛した夏目漱石は「涼しさの闇を来るなり須磨の浦」という俳句を残している。
またその夏目漱石が執筆した『草枕』は、刊行から六十年近い歳月が経ってから翻訳され、カナダのピアニスト、グレン・グールドの座右の書となったという。その後、日本では、グールドと『草枕』の研究が進展している。
それぞれの関連性を軸に、「響映」=「響き合い、映じ合う」という視点から史実をひもとくことで、新たな日本文学の姿を明らかにする。
まるで物語のように読み進められる、ドラマティックな文学史入門。

ホロコーストから届く声 非常事態と人のこころ

  • 編著:猪股剛
    著者:植田静、鹿野友章、小杉哲平、古川真由美、宮澤淳滋、W・ギーゲリッヒ、西山葉子、清水めぐみ、山本民惠
  • 装幀:細野綾子
  • 定価:本体2800円+税
  • 四六判並製/320ページ
  • 2020年11月20日 初刷第一刷発行
  • 978-4-86528-002-9

コロナ禍の現在とホロコーストに行き着いた1930年代。私たちの心は同じような危うさに触れている

誰にも自分を晒したくない引きこもりの心性と、四六時中つながっていたい気持ち。
引き裂かれている私たちの心の病理をコロナ禍はまざまざと示すことになった。
そしてその心性は、先の見通せない息苦しさのなかで狂おしく未来を希求した末、強制収容所に行き着いた1930年代と深く通底している。
ザクセンハウゼン強制収容所を訪問し、記念碑や博物館のあり方に触れ、
生還者プリーモ・レーヴィの見続けた夢を分析。
スティーブ・ライヒやピナ・バウシュの作品に時代の心性を聴き取る
臨床心理学者たちのホロコースト試論

わが中国 革命・戦争・建国

  • 著者:イスラエル・エプスタイン
    翻訳:王唯斯
  • 装幀:五十嵐哲夫
  • 定価:本体3200円+税
  • 四六判上製/430ページ
  • 2020年10月30日 初刷第一刷発行
  • 978-4-86528-004-3

清朝の滅亡、反帝国主義戦争と共産主義革命、文化大革命の混乱。激動の20世紀中国史をつぶさに目撃し、生きたジャーナリストの貴重で稀有な回想記

天津租界で育ち、ロシア革命に憧れたひとりのポーランド人少年。
やがてジャーナリストとなった彼は、武漢で南京で砲弾飛び交う戦場を取材し、
日本軍の香港外国人収容所を脱走し、馬の背に揺られて毛沢東に会いに行く。
文化大革命に際しては獄中生活も経験した生涯を自ら描く波乱万丈の物語【10月末刊行】

デザイン偉人伝

  • 著者:松田行正
  • ブックデザイン:松田行正
    デザイン協力:杉本聖士+倉橋弘
  • 定価:本体2,000円+税
  • 四六判変型並製/328ページ
  • 2020年10月1日 第一刷発行
  • 978-4-86528-292-4 C0070

グラフィック・デザインの道を切り拓いた16人の偉人たち!

「デザイン」という言葉が生まれる以前からデザインの偉業は成されていた!トリミングの達人・俵屋宗達、オールオーバーの先駆者・モネなど、偉人たちの手法や着想のヒントを時代背景とともに解き明かす。目からウロコのデザイン史!

本の基本構造をつくったアルド・マヌーツィオ 1450?〜1515
「アルド・マヌーツィオは、イタリア、ヴェネツィアの出版社兼印刷所アルドゥス工房の主宰者。一五、一六世紀の印刷の隆盛は、それまで修道院の聖職者が独占していた本を一般民衆に広げたところにあった。アルドはこの先頭に立っていた。アルドは、現代の本の世界では当たり前となっていることを、書籍の基本的構造としてはじめて世に示し、一般化させたのだった。それは、聖職者や王侯貴族のものだった本を一般市民に開放したことともいえる。つまり、気晴らしとしての読書の楽しみを知らしめたのだった」

洗練されたグラフデザインで多くの人びとの命を救ったフローレンス・ナイチンゲール 1820-1910
「フローレンス・ナイチンゲールは『近代看護教育の母』と呼ばれている。ただし、ナイチンゲールの功績はそれだけではない。ナイチンゲールは統計学者としても知られていた。後述するクリミア戦争に看護婦として従軍したときの詳細な看護記録をもとにつくった報告書で、ひと目でわかる円グラフなどを使い、病院改革につながる説得力のある論を展開したのだった。いわばデザインの力で関係者の重い腰を上げさせたのだ」

デザイナーにもっとも必要とされる「選ぶこと」を芸術の域にまで高めたマルセル・デュシャン 1887-1968
「建築、プロダクト、グラフィック、あらゆるジャンルのデザイナーにいえることかもしれないが、その仕事の大半は「選ぶこと」に費やされる。「選ぶこと」は雑然とした状況に秩序を与えることだから、デザイナーは、アート・ディレクター、クリエイティヴ・ディレクターなどとも呼ばれる。この「選ぶ」をアート行為のひとつに加え、「選ぶこと」を至高の位置に押し上げたのがマルセル・デュシャンだった」

ほか、16人の偉人たちが登場!

衝突と共存の地中海世界 古代から近世まで

  • 著者:本村凌二・高山博
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1700円+税
  • B6判並製/304ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-290-0 C0022

揺れるEU、極端に触れるアメリカ。グローバル化を背景に、近代国民国家の終焉が指摘されるいま、さまざまな文明・民族・宗教が生き続けた地中海世界こそ、目を向ける意味がある。
紀元3000年紀、灌漑農業の発達とともに発達したメソポタミア文明、エジプト文明以来、ヨーロッパ・アジア・アフリカを結びつけてきた地中海。そこにはハンムラビ法典とシュメール文字を持ったバビロニア王国、巨大なピラミッドを築いたエジプト、その狭間では小都市国家が群立し、「海の民」をはじめとする諸民族が入り乱れ、その揺り動きはやがてペルシア帝国の成立を招く。ギリシア、ローマ時代を経て、ラテン・カトリック文化圏、ギリシア・東方正教文化圏、アラブ・イスラーム文化圏が鼎立、十字軍による衝突がありつつも豊かな交易を行っていた14世紀まで、諸勢力、諸民族の接触と交流と対立をわかりやすく描く

コロナ時代の哲学 THINKING「O」016号

  • 著者:大澤真幸  ゲスト:國分功一郎
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1300円+税
  • 46判並/136ページ
  • 2020年7月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-286-3 C0036

死者の権利の剥奪、自由の制限、緊急事態下の国家権力──

國分功一郎・大澤真幸の緊急対談が実現。
現代で最も注目される哲学者アガンベンは、国民の自由を制限するイタリア政府のコロナ対策を批判し、各国の哲学者たちから強く非難される。
しかし、この発言は「自由をとるか、安全をとるか」という究極の選択を迫られている私たちへの警鐘である。

アガンベンの発言を出発点に、フーコー、アーレント、ベンヤミンなどの思想を横断しながら、コロナ禍に顕在化した、民主主義社会への根本的な問いを考える。



◉大澤真幸の書き下ろし論文掲載
「新しい生活様式」というディストピア、監視国家に対抗するモニタリング民主主義について、社会学、科学、哲学を横断しながら論じる。
コロナ後の--あるいはコロナとともにある--世界を民主的で自由なものにするためには、ここに述べたような意味でのモニタリング民主主義が合法化され、擁護され、積極的に支援されていなくてはならない。それは、この社会の神的暴力を導入することである。その神的暴力が、ポストコロナの世界がディストピアへと転ずるのを防ぐだろう。
大澤真幸「ポストコロナの神的暴力」より抜粋

仕事本 わたしたちの緊急事態日記

  • 著者:尾崎世界観、町田康、花田菜々子、ハイパーミサヲ、瀧波ユカリ、ヤマシタトモコ、大橋裕之、温又柔、浅生鴨、佐藤文香、清田隆之、川本三郎、高草木陽光、星野概念、轡田隆史、山下敦弘、天真みちる、北村明子、立川談四楼、内沼晋太郎、鏡リュウジ他(全60職種、77人)
  • 装幀:鈴木千佳子
  • 定価:本体2000円+税
  • 四六判変型並製/448ページ
  • 2020年6月17日
  • 978-4-86528-283-2 C0095

新型コロナウイルス感染拡大──前代未聞の事態を迎えたわたしたちの文学。

“普通の毎日”が一変した2020年4月、ほかの人はどう過ごしていたんだろう。
パン屋、ミニスーパー店員、専業主婦、タクシー運転手、介護士、留学生、馬の調教師、葬儀社スタッフ……コロナ禍で働く77人の日記アンソロジー!!!

ミニスーパー店員……「お一人様一点限り」のトイレットペーパーをめぐって
四月七日(火) ピークは過ぎたと思うが、未だタイミングが悪いと入手するのに苦労する品ではある。うちの店も「お一人様一点限り」の制限付きだ。すると一人のお婆さんが、「友達が困っているから友達の分も買って行ってあげたい」とレジに来た。流石にルールを守らないわけには行かず、「申し訳ございません」と丁重にお断りした。お婆さんは12ロール入りのトイレットペーパーを1つだけ買って、店を出た。何だか申し訳なく思っていたのだが、すぐにお婆さんを追いかけた。

馬の調教師……無観客競馬でデビュー戦を迎える馬に寄り添う
四月一七日(金) 川崎競馬開催最終日 この日、自分の厩舎から競走馬としてデビュー戦を迎える仔がおり、オーナーさんも来場はされましたが、今開催は来場出来ても、普段は入れる僕らのゾーンやパドックなどには一切出入り禁止になっています。レース前のジョッキーとオーナーさんとの作戦会議や、レースの回顧など出来ず、仕方ないことですが、そういった楽しみも新型コロナウィルスの影響で奪われています。

専業主婦……退屈そうな息子、不安な日々にピリピリしている夫を力強く支える
四月二二日(水) テレビで人と密にレストランで食事する姿を見て、楽しそうで懐かしくて悲しくなった。夫が帰宅してすぐ手洗いうがいをしないので、注意をしたら逆ギレされた。夫への怒りおさまらず、夕食の用意を放棄しようかと思ったけれど、冷蔵庫の野菜が腐るし予算もない。何よりも夫の個人的外食も避けてコロナ感染のリスクを減らしたい。

ライブハウス店員……「わたしなんかが」という思いに変化が
四月二四日(金) お行儀の良い人間ではないから、おとなしくおうち時間はできないし、そもそも仕事をしないと、いまできることを続けないと、自分の生活どころかうちの店舗、うちの店舗どころか会社、会社どころか文化、エンタメ業界が死ぬらしい。わたしがいないと文化が死ぬことだってもしかしたらありえる気がしてきた。

葬儀社スタッフ……「父がコロナウイルスで亡くなったかもしれないのですが」
四月八日(水) 霊安室の隣の控室で会ったAさんは、背の高いまじめそうな中年の紳士だった。私が名乗ると少し安心した表情を見せた。「こういうの初めてなので……」とすまなさそうに言う。
(ええ、私も伝染病のケースは初めてなんです)と心の中で思ったが、そんな不安は悟られてはいけない。仮にコロナウイルスでなくても、肉親を亡くした遺族は、不安な気持ちで一杯なのだ。まずは安心させることだ。

この“生活”は誰かの“仕事”が支えている!

ビギナーズラック

  • 著者:阿波野巧也
  • 装画:スケラッコ
    装幀:北野亜弓(calamar)
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判並製172ページ
  • 2020年7月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-280-1 C0092

ワールドイズファイン、センキュー膜っぽい空気をゆけば休診日かよ

塔短歌新人賞・笹井宏之賞永井祐賞を受賞した著者による待望の第一歌集。鴨川沿いをiPhone片手に歩く「ぼく」の暮らしは、変わりながら、歌のなかでみずみずしく輝きつづける。

PASSION PARADOX 情熱をマネジメントして最高の仕事と人生を手に入れる

  • 著者:ブラッド・スタルバーグ&スティーブ・マグネス
    訳者:池村千秋
  • ブックデザイン:小口翔平+岩永香穂+喜來詩織(tobufune)
  • 定価:本体1800円+税
  • 46判並製/268ページ
  • 2020年7月25日 第一刷発行
  • 978-4-86528-285-6  C0030

情熱をマネジメントせよ!

マッキンゼー出身のパフォーマンス研究家と世界トップのスポーツコーチが教える
「仕事と人生を成功に導く、情熱のトリセツ」

新・住宅論

  • 著者:難波和彦
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2,500円+税
  • B6判並製/400ページ
  • 2020年7月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-284-9 C0325

日本の住宅はどのようにつくられ、どのように住まわれてきたか。

物理的にも精神的にも持続可能なデザイン(=サステイナブルデザイン)から住宅の問題を総合的に考えることは可能だろうか。「箱の家」の難波和彦が日本の住宅の問題を歴史的に・技術的な視点から立体的に捉える。仮設住宅から超高層ビル群まで、3・11の震災以降新たな調査と取材を重ね生まれたあたらしい住宅論。

中国現代美術の道

  • 著者:潘公凱
    監訳・翻訳補助:楊冰、佐々木玄太郎
    翻訳:石井理、高宮紀子、庚地
  • 装幀:鈴木美里
  • 定価:本体12000円+税
  • 四六判/830ページ
  • 2020年7月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-278-8 C0070

列強による植民地化がはじまったアヘン戦争から、グローバル化した世界の主役のひとりとして影響力をいやます21世紀初頭まで。中国美術界の最重要人物が描き出す160年間の現代中国美術史決定版。図版多数収録。

【数量限定サイン本】深夜ポンコツ

  • 著者:鈴木圭介
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1727円+税
  • 四六判並製/256ページ
  • 2020年5月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-275-7

涙なんかじゃ終わらない!!
フラワーカンパニーズ鈴木圭介の自意識爆発エッセイ集!


なんだか全力で生きたくなった、生きててよかったって言える日を僕も探したくなった。――山里亮太氏(お笑い芸人)

ライブにも行きたくないぐらいに絶望していたあの頃、どうしてもフラカンを生で見たくて、なけなしのお金でチケットを取った。(対談より)
――尾崎世界観氏(ミュージシャン)

暗さが明るさに、汚さが美しさになるような。この世界はなんと生きるに値するものなか説得されてしまう。(対談より)
――角田光代氏(小説家)

肉食の哲学

  • 著者:ドミニク・レステル
    訳者:大辻都
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2200円+税
  • 四六判上製/172ページ
  • 2020年6月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-279-5

肉食は私たちの〈原罪〉なのか?

過激化するベジタリアン(ビーガン)の論理の危うさを暴き、カニバリズムや人工肉の哲学的意味の議論を通じて、「肉食は我々の義務である」と語る刺激的な哲学エッセイ。動物行動学から哲学へと横断する注目の著者ドミニク・レステルの初邦訳

モワレラマ

  • 著者:倉嶌隆広
  • デザイナー:倉嶌隆広
  • 定価:本体2,300円+税
  • 四六判変型並製/106ページ
  • 2020年7月15日 第一刷発行
  • 978-4-86528-272-6 C0071

魔法のような複雑な形が生まれ、動き、振動する作品集。

2011年「The Most Beautiful Swiss Books」受賞 。スイスの出版社「ラースミュラーパブリッシャーズ」から出版されるアートブックシリーズが累計5万部を超えるロングセラーを記録した倉嶌隆広の最新作品集。「モワレ」効果を利用し、シートをスライドさせることで生まれるモーショングラフィックスのトリックブック。

ビジュアルデザイン1.

  • 編著者:寺門孝之
  • 装幀:佐野裕哉
  • 定価:本体定価:本体2,300+税円+税
  • B5判/240頁
  • 発売日:2020年6月1日
  • ISBN:978-4-86528-254-2

神戸芸術工科大学が発信する新ビジュアルデザイン研究誌、創刊!

特集は『D-ZONE』以降の戸田ツトムのエディトリアルデザインを一望する「Tztom Toda Editorial Design 2001-」。ほか、松岡正剛による「鉄斎と山水」、杉浦康平+宇野亞喜良対談など、デザインという観点から多岐に広がるテーマを収録。

絵を描くこと、文字を書すこと、詩歌を成すこと…これらを一つのこととして愉しみ、また、絵・書・詩歌を分けることなく受け取り味わうことのできた東アジア漢字文化圏の教養と生活文化から、僕等が断絶させられて久しい。
「ビジュアル」にしても「デザイン」にしても、こうしてカタカナを並べたところで僕等の何かの記憶に繋がるわけでもない。つるんと、のっぺらぼうな「ビジュアルデザイン」から、自身の血や身体の記憶につらなるなにかをひっぱりだせないものかと、僕の勤める神戸芸術工科大学ビジュアルデザイン学科とそのあたりの縁の糸を手繰り寄せて得られた、文字と絵や写真と、肉声のようなものを紙に載せて、束ねようと試みました。頁と頁の間(あわい)から、なにかが始動すると良いのですが。
この誌面の生成の過程でご尽力くださった全ての方々と、いま本誌を手に取ってくださっているあなた様に感謝申し上げます。 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥寺門孝之(後記より)

椅子クラフトはなぜ生き残るのか

  • 著者:坂井素思
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2000円+税
  • 四六判並製/256ページ
  • 2020年5月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-277-1

古代エジプト文明以来、人間とともにあり、
専門職人たちの手でつくられてきた椅子は、近代を迎えて大きな転機を迎える。
大量生産と機械化の時代を潜り抜け、手づくりの小規模生産が生き残るのはなぜか。
ものづくりの将来と日本の経済社会を見据え、クラフツ経済の現代的課題と強みをさぐる。【図版多数掲載】

句集 符籙

  • 著者:橋本直
  • 装幀:佐野裕哉
  • 定価:本体2000円+税
  • 四六版変形上製/164ページ
  • 2020年6月28日 第一刷発行
  • 978-4-86528-281-8 C0092

心と言葉の
こちらとあちら


俳人・俳句研究者として活躍する著者による第一句集。ときにユーモラスに、ときにシャープに切り取られる293句。

句集 また明日

  • 著者:太田うさぎ
  • 装幀:佐野裕哉
  • 定価:本体2300円+税
  • 四六判変形仮フランス装176ページ
  • 2020年5月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-276-4 C0092

俳句を作ることと服を着ることは似ている。(「あとがき」より)

飄々とした詠みぶりに定評のある太田うさぎが四半世紀の句歴を経て刊行する、待望の第一句集!〈葉生姜や雨は都を洗ひ上げ〉から〈ラグビーの主に尻見てゐる感じ〉まで、厳選300句を収録。

となりの心理学

  • 著:星 薫
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • B6判並製/232ページ
  • 2020年6月30日
  • 978-4-86528-282-5 C0011

身近なトピックでわかる!心理学入門にぴったりの一冊

・人間が「未熟」なまま生まれてくるのはなぜか?
・ヘビやクモにゾッとするのはなぜか?
・大人になったら成長しないのか?
・私たちが目で見ていることは、本当に真実なのか?
・音をメロディーとして聞き取れるのはなぜか?
・事件や事故について、間違った証言が生まれるのはなぜか?
・私たちの脳はAIよりも賢い?
・伝言ゲームはなんで失敗する?
・調子にのると失敗しやすい?
・性格は死ぬまで変わらない?

日常の出来事、当たり前に思っていることの中から、人間の心に不思議に迫っていく。
生活の中で人の心を知る必要を感じた人、心理学を学んでみたいけど何から読めばいいか迷っている人にオススメ。

【購入者特典】お金本・〆切本トートバッグ【先着100名さま】

  • 商品:トートバッグ
  • イラスト:堀道広
  • 定価:本体0円+税
  • 約360×370×110mm
片面は『お金本』収録、国木田独歩の名台詞「今や、金策なし。」を、もう片面は漫画家の堀道広さんによる文豪たちのお金迷台詞&似顔絵をプリントしました。ただいまオンラインショップ購入者特典としてプレゼント中(本体定価合計5,000円以上お買い上げの方が対象です)。※5/12より『〆切本』トートもお選びいただけるようになりました!備考欄にご希望をお書きください。

ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険

  • 著:コーリー・スタンパー
    訳:鴻巣友季子、竹内要江、木下眞穂、ラッシャー貴子、手嶋由美子、井口富美子
  • 装丁:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2700円+税
  • 46判上製/360ページ
  • 2020年4月13日
  • 978-4-86528-256-6 C0080

池澤夏樹氏、阿部公彦氏、推薦!
知られざる英語辞書の世界とその秘密。


アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。

“it’s”は文法的に「正しい」のか?
“nude”は「白人の肌の色」?
“marriage”は同性婚を含むのか?
“bitch”は女性蔑視か?
“OMG”は英語の退化?……

など、辞書編纂を通じて見えてくる英語の謎を、英語にまつわるトリビアや逸話も織り交ぜながら、専門的かつ軽やかな筆致で描き出す。
言葉の常識をひっくり返し、言葉と社会の繋がりを再発見する、普遍的なヒントがちりばめられた一冊。

歌集 飛び散れ、水たち

  • 著者:近江瞬
  • 企画協力:山田航
    装画:佐藤優花
    装幀:北野亜弓(calamar)
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判変形並製152ページ
  • 2020年5月11日 第一刷発行
  • 978-4-86528-274-0 C0092

僕たちは世界を盗み合うように互いの眼鏡をかけて笑った(「空を集める」より)

第9回塔新人賞受賞、故郷の石巻市で石巻若手短歌集団「短歌部カプカプ」を率いる歌人・近江瞬による待望の第一歌集。
みずみずしい青春のシーンから東日本大震災以降の自身と故郷の関係を描いた「狭間に揺れる」まで、今ここにしかない「瞬間」は三十一音で鮮やかに切り取られ、未来へと続いてゆく。新人賞受賞作・候補作を含む全365首を収録。

ふたつのまどか ―コレクション×5人の作家たち

  • 刊行:DIC川村記念美術館
    発売:株式会社左右社
  • 装幀:須山悠里
  • 定価:本体2,300円+税
  • B5判変型並製/176ページ
  • 2020年4月1日 第一刷発行
  • 978-4-86528-270-2 C0071

DIC川村記念美術館 開館30周年記念展公式図録。
杉戸洋、野口里佳、さわひらきほか第一線で活躍する現代作家とサイ・トゥオンブリー、ジョゼフ・コーネルなど錚々たる芸術家たちの鮮烈な出会い。新しい響きを生み出す夢のコラボレーションが実現‼

エントランスホールの天井照明やステンドグラスをはじめ、「重なる二つの円」のデザインモチーフがちりばめられているDIC川村記念美術館。「二つの円」には初代館長・川村勝巳と建築家・海老原一郎の友情の絆、そして鑑賞者と作品が出会う場という意味が込められる。開館30周年記念展では、このモチーフにちなんでひとつの部屋に現代作家とコレクション作家の新しいインスタレーションを展開する。

*新作多数/撮り下ろし図版多数収録/バイリンガル

❖出品作家
さわひらき × サイ・トゥオンブリー
杉戸洋 × ラリー・ベル
野口里佳 × ジョアン・ミロ
福田尚代 × ジョゼフ・コーネル
渡辺信子 × エルズワース・ケリー

金曜日の川柳

  • 編著:樋口由紀子
  • 装画:原麻理子
    装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1600円+税
  • 四六判並製変形/360ページ
  • 2020年3月3日 第一刷発行
  • 978-4-86528-268-9 C0092

どうして、こんなことをわざわざ書くんだろう。

川柳の三要素「穿ち」「軽み」「おかしみ」と、その先へつながる新時代のアンソロジー誕生! 川柳作家の樋口由紀子が時代や流派を超えて読み解いた、珠玉の333句。
川柳入門に最適な一冊。

長谷川逸子の思考【全4巻函入り特別付録付きセット】

  • 著者:長谷川逸子
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体10800円+税
  • 各巻A5判並製函入り/計1,340ページ
  • 2019年12月1日 第1刷発行
  • 978-4-86528-228-3

私たちの身体の感受性を基点に、ひらかれたコミュニケーションを通じて、
明るく柔らかい空間をつくり続けて来た建築家・長谷川逸子。
半世紀におよぶ思考の軌跡を論考・作品解説・講演・インタビューのみならず、
対談や鼎談、多木浩二らによる批評をも組み込んだ著作集の函入り全巻セット。
特別付録付【12月初旬刊行】

表現の生態系

  • ティム・インゴルド、石倉 敏明、今井 朋、白川 昌生、管 啓次郎、住友 文彦、高山 明、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ、山田創平ほか
  • 装幀:TAKAIYAMA inc.
  • 定価:本体2200円+税
  • B5変型並製/224ページ
  • 2019年10月20日 第一刷発行
  • 978-4-86528-249-8 C0071

2019年アーツ前橋企画展「表現の生態系」コンセプトブック
【特別インタビュー収録】ティム・インゴルド(人類学者)×管啓次郎(詩人、批評家)

分断を見つめなおし、他者と共に生きるために。
今、アートに求められていることとは?

社会運動、ジェンダー、マイノリティ、宗教、自然などをキーワードに、
世界との関係性を見つめなおし、つくりかえていこうとする31組のアーティストを紹介します。

楡の茂る頃とその前後

  • 著者:藤田哲史
  • 装幀:佐野裕哉
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判変形152ページ
  • 2019年11月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-253-5 C0092


俳句アンソロジー『新撰21』 『天の川銀河発電所』入集、繊細な文体で高く評価された若手作家による、待望の第一句集。存在の眩しさ、そして儚さをめぐる264句。

塗中録

  • 著者:浅沼璞
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1500円+税
  • 四六判変形176ページ
  • 2019年11月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-257-3 C0092


俳句と散文のつらなりを追い、ふと顔を上げれば、見知らぬ場所にたどり着いている。
連句人(レンキスト)にして西鶴研究者・ 浅沼璞による初句集。

タイトル読本

  • 編著者:高橋輝次
    著者:堀口大學、林芙美子、丸谷才一、田辺聖子、池波正太郎、渡辺淳一、筒井康隆、川本三郎、小川洋子、群ようこ、宮部みゆき、俵万智、穂村弘、恩田陸ほか
  • 装幀:戸塚泰雄(nu)
  • 定価:本体2000円+税
  • 46判並製/280ページ
  • 2019年9月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-245-0 C0095

最高のタイトルってなんだろう?

創作者たちはタイトルをどう考察し、どうつけたか。作品完成までの最大の難所「タイトル」をめぐる会議の内幕と、つける際のヒントを明かす51篇のアンソロジー。ひとりでひらめき、2人で相談、3人以上で会議は踊る…堀口大學から田辺聖子、丸谷才一、筒井康隆、そして宮部みゆき、恩田陸まで。悩めるひとも、楽しむひとも、これまでの傑作と明日の「最高のタイトル」のために!! 
 

現代中国 都市と農村の70年

  • 著:浜口允子
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • B6判並製/256ページ
  • 2019年9月
  • 978-4-86528-248-1 C0322
中国建国70周年!都市と農村の二つの歴史。
建国以来、中国の都市と農村には超えがたい経済格差があり、福祉、医療、教育なども含めた生活の質の違いが、固定化された形で続いてきた。格差はどのような政策のもとで生まれたのか。またその中で人々はどのように生きたのか。2019年の今、一方の農民は「小康」の生活を送れるようになったのか―。本書では現代中国を特徴づけるこの「二元的社会」に焦点を当て、1949年から2019年までの70年間を、その時代の人々の語りとともに振り返る。

住まいが都市をつくる モダニズム建築のアナザー・ストーリー

  • 著者:小沢明
  • 装幀:細野綾子
  • 定価:本体2500円+税
  • 四六判並製/266ページ
  • 2019年9月30日初版第一刷
  • 978-4-86528-250-4

20世紀初頭、ヨーロッパ。オットー・ワーグナーやヨゼフ・ホフマンの薫陶を受けた新しい世代の建築家たちが、都市に住まう新しいあり方を各国で模索していた。オルブリッヒ、マレ=ステヴァンス、そして若き日のル・コルビュジエ。
やがてサヴォワ邸に結実するモダニズムの胎動を丁寧に紐解き、槇文彦の代官山ヒルサイドテラスを今日まで続くアーバン・ヴィラ探求の歴史に位置付けなおす。モダニズム建築史の知られざる底流を明らかにする類書のない1冊。

都市美 創刊第1号

  • 責任編集:山本理顕
    発行:名古屋造形大学
  • 装丁:廣村 正彰+中村 一行(HIROMURA DESIGN OFFICE)
    本文デザイン:東仲 雅明、廣村 正彰+中村 一行(HIROMURA DESIGN OFFICE)
  • 定価:本体1500円+税
  • A5判・並製/216ページ
  • 2019年8月1日
  • 9784865282436 C0030

山本理顕責任編集『都市美』 創刊
隣人と共に住むための都市、人々の生活を美しいものにするための芸術活動を名古屋造形大学から問う「都市美」。創刊特集は「コミュニティ権 新しい希望」と題し、コミュニティをつくることを権利として主張する。大澤真幸×木村草太×山本理顕の鼎談「家族の成立 コミュニティへの飛躍」、小熊英二×山本理顕「建築はコミュニティをつくれるか 経済・記憶・時間」をはじめ、ジャーナリストの武田徹、宗教学者の島薗進らの論考を収録。
ほか、名古屋造形大学のユニバーシティ・デザイン改革の詳細と、並行して行なわれる2022年の大学移転にかんする建築ドキュメント、生活圏と経済圏が混在したコミュニティを賞する「LOCAL REPUBLIC AWARD」の取組なども掲載。
いまコミュニティは可能なのか、そのために何が必要なのか。
美しい都市空間を提案し、その実現を目指す人たちと問い続ける、『都市美』創刊号。

石川九楊自伝図録 わが書を語る

  • 著者:石川九楊
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
    写真:髙橋亨・山下貴弘(カバー)、筒口直弘(扉)、塚田哲也(本文)
  • 定価:本体3200円+税
  • 四六判上製/334ページ
  • 2019年8月20日第1刷発行
  • 978-4-86528-244-3

福井に生まれ、書の芸術性に開眼した中学生のころ。
京都大学進学と同時に書道部に入部し、研究会を結成、
機関誌を創刊し、展覧会をひらき書に明け暮れる日々が始まる──。
「ギャラリー白い点」を拠点としたその表現の冒険、
河東碧梧桐や副島種臣の衝撃を知らしめた新しい書史の確立。
120点あまりの図版とともに、書家石川九楊が作品と人生を語り下ろす待望の一冊。

日本社会の変動と教育政策 新学力・子どもの貧困・働き方改革

  • 著:小川正人
  • 装丁:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • 46版並製/240ページ
  • 2019年8月31日初版発行
  • 978-4-86528-241-2 C0037
現代日本の教育政策の全体図
東京大学名誉教授の小川正人(教育行政学)が、「新学力」「子どもの貧困・教育費」「学校・教員の働き方」の3つのテーマから、2000年以降の「教育の構造改革」とも呼ばれる抜本的な教育改革の全体像を解説。バブル崩壊による日本経済の低迷、雇用の不安定化、格差の拡大、長時間労働といった日本社会の変動を捉えた上で、今教育行政で何が問題とされ、何が優先されているのかを丁寧に読み解いていく。

かっこいい福祉

  • 著者:村木厚子 今中博之
  • 写真 新田桂一(ota office)
    装幀 松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1700円+税
  • 四六判並製/200ページ
  • 2019年8月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-246-7 C0036

熊谷晋一郎氏、大推薦!
「自力と他力、内閉と開放、市場と制度ーフクシの葛藤は生の葛藤だ。
二人のプロフェッショナルが繰り広げる、手に汗にぎる次世代福祉論!」


福祉の仕事は他の業界に比べ、なぜ低く見られてしまうのか?
冤罪事件後厚生労働事務次官を務めた村木厚子と、自らも100万人に1人の難病由来の先天性障がいを持ち、知的障がい者のアート活動施設「アトリエ インカーブ」を運営する今中博之。
福祉の仕事を通じ知り合った二人が、「制度」と「現場」の両側から、真の意味で「かっこいい福祉」を実現する方法を縦横無尽に語り合う。
障がい者福祉、高齢者福祉、児童福祉とさまざまな観点から、民間との関わり方や低賃金問題の解決策など、新時代の支援のあり方をともに考えるための一冊。

狂狗集 Mad Dog Riprap

  • 著者:管啓次郎
  • 装幀:五十嵐哲夫
  • 定価:本体999円+税
  • 文庫版/96ページ
  • 2019年8月18日
  • 978-4-86528-235-1

来週といふ言葉はもつとも手軽な希望
椅子から転げて子犬がそのまま眠つてる
「光あれ!」と叫んで懐中電灯ともす小学生
詩人・比較文学者・翻訳家・エッセイスト。
本と読書を愛する人を魅了してきた管啓次郎の新境地は、
不思議なリズムとこころほどける一行詩!

心を彫る 田川憲と棟方志功

  • 著者:高嶋進
  • 装幀:鈴木美里
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判並製/176ページ
  • 2019年8月20日第1刷発行
  • 978-4-86528-247-4

ランボーや金子光晴の詩の世界に版画を添え、
その一方でキリシタンと原爆の歴史を背負った長崎の街を彫り続けた田川憲。
谷崎潤一郎らの文学者に深く愛され、ニーチェのことばを板画にした青森の棟方志功。
ふたりは文学者とも呼ぶべき芸術家だった。
伝説の小劇場ジァンジァンの劇場主が、言葉への鋭い感性をもち、
稀有な世界を生み出した東西ふたりの版画家の凄みを、深い共感を込めて描き出す。

急がば廻れ ジワジワ効く8つのひらめきストレッチ

  • 著者:松田行正
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2500円+税
  • 四六判並製変型/288ページ
  • 2019年6月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-238-2 C0039

福岡伸一先生、大推薦!!
「実はこの本は、タイトルからはすぐに想像できないが、たぐい稀なるデザイン文化史の良書です。楽しい上、教養も身につく。語り口もよい。こんなにお買い得な本はめったにありません。」

教養+手作業で「ひらめき」を鍛える!

アプリやソフトを使えば誰でもクリエイターになれてしまう時代だからこその悩み。

・似たり寄ったりなデザインになりがち……
・模倣以外にアイデアの種が見つからない
・“自分らしい” 表現、デザインができない

本書は、いったんパソコンから離れ、手作業で創作のひらめき、楽しみを味わい直すための8つのデザイン・ワークショップを収録!
マルセル・デュシャンやピカソ、アルチンボルドなどの芸術家や、ナイチンゲール、ガリレオなど偉大な発見や作品を残した人物の「ひらめき」を学び、創造力を根本から鍛え上げる。
50年以上ブック・デザインの最前線で活躍を続ける著者が送る、“非効率”で“遠回り”、でも役にたつ!ジワジワ効いてくる8つのひらめきストレッチ!

「センスは、ちょっとだけ常識を外れたところにあるからね」ー松田行正

BL古典セレクション③ 怪談 奇談

  • 著者:王谷晶
    原作:ラフカディオ・ハーン
  • 装画:中村明日美子
    装幀:鈴木成一デザイン室
  • 定価:本体1700円+税
  • 四六判並製/184ページ
  • 2019年7月1日 第一刷発行
  • 978-4-86528-240-5 C0393

惚れたが最期。
誰もが知っている古典作品の性別を変え、ボーイズラブ化した大好評シリーズ第三弾。
ラフカディオ・ハーンの紡いだ名作の数々が、エッジの効いた文体で最注目の小説家・王谷晶の手により、世にも美しく恐ろしいBL怪談として生まれ直す!
凍りつくほどの美男・雪、男たちに辱められる耳なし芳一をはじめ、欲望に取り憑かれた男たちの絶頂と絶叫のBL怪談9篇。

はじめての古典、はじめてのBLにも最適な一冊。

★初回のみ漫画家・中村明日美子による装画イラストカード封入!★

人生で大切なことは泥酔に学んだ

  • 著者:栗下直也
  • 装幀:鈴木成一デザイン室
    装画・カット:早川志織
  • 定価:本体1,800円+税
  • 46判並製/240ページ
  • 2019年6月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-239-9 C0095

酒癖がヤバいのにどう生きていくか。それが問題だ――。

酔人の星(?)栗下直也が描くアクの強い偉人の爆笑泥酔話27。福澤諭吉から平塚らいてう、そして力道山まで。

酔いがまわって師匠の妻を全裸で通せんぼ 
日本開国の父・福澤諭吉

泥酔し大砲で住民を誤射、妻斬り殺しの容疑までかかる 
第2代内閣総理大臣・黒田清隆

ウィスキーを呑みながら日本刀で素振り 
世界のミフネ・三船敏郎

脅迫されされても飲酒をやめなかった 
女性解放運動の先駆者・平塚らいてう

無銭飲食で親友檀一雄を置き去り、おかげで『走れメロス』を書けた 
天下のナルシスト・太宰治

心が折れそうな夫のためのモラハラ妻解決BOOK
4タイプでわかる

  • 著者:高草木陽光
  • 装幀:小口翔平+喜來詩織(tobufune)
    装画・イラスト:八重樫王明
  • 定価:本体1,700円+税
  • 46判並製/192ページ
  • 2019年5月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-233-7 C0036

夫婦関係の相談の40%が夫からの時代に。
理由がわかればうまくいく!


「これってモラハラじゃないの?」「男はガマンするしかないのか?」妻との関係に疑問を抱きながら、どうしていいかわからず悩んでいませんか。9年間で約8000人の夫婦問題カウンセリングをおこなってきた高草木陽光先生が、夫からの相談が多かった妻を4タイプに分けて問題解決の方法を伝授!
妻の行動原理と性格、付き合い方を解説するとともに、役立つひとことフレーズ、モラハラ度チェックシート、帰宅恐怖症チェックシート、離婚決断前に考える15のこと、一生幸せでいられる「夫婦のルール」など使えるコンテンツが盛りだくさんの1冊。

あなたの人生で“一番基本的な関係”をスムーズにしましょう!

源氏物語 A・ウェイリー版第4巻[全4巻完結]

  • 著者:紫式部
    英訳:アーサー・ウェイリー
    日本語訳:毬矢まりえ+森山恵姉妹訳
    エッセイ:阿部公彦
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体3200円+税
  • 四六判上製/640ページ
  • 2019年7月25日 第一刷発行
  • 978-4-86528-200-9

時代を超え、文化を超えて読者を魅了し続けてきた世界文学の傑作・源氏物語。アーサー・ウェイリーの名訳で新たによみがえった物語がいよいよ完結。切なさと感動の第4巻、まもなく刊行!